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【info】社会活動デビューセミナー #2&3|ゆうと体験記 #2

チャレンジいばらき県民運動主催のもと、社会活動デビューセミナーの#2と#3を行ってきました!

お久しぶりです、山形です。
2本目の体験記は社会活動デビューセミナーについて書いていきます!

まずは#2の様子からお話していきます。

#2地域活動に必要なファンの拡げ方と資金調達

#2のゲストは大堀 悟さん(通称:ぼりさん)。
CAMPFIREのアンバサダーであり、クラウドファンディング(以下クラファン)のプロとして挑戦者のお手伝いをしているそうです。過去にサポートした事例は300を超えており、サポートだけでなくご自身でのクラファンは少なくとも10回は行っているとのことです。常時30件近くのクラファンを手伝っていると仰っていました。300を超えるサポートはプロ中のプロだと思いました。何かクラファンで困ったらぼりさんに頼りたいなと考えながらこのセミナーを聞いていました。相談は”無料”だそうです。

「クラウドファンディング?ふーん、おもしれぇじゃん」

クラファンが1つの方法であり、聞いておいてよかった〜と思える1日を今日作ってほしい。また、最終的にはどうやって人に関わってもらえるかを説明したい。そう仰っていました。

ゴールを提示したところで、会場に足を運んでくださった方々に今日はなぜ参加したかを聞いていました。参加者からは「クラファンがどういうものなのかを知りたい」や「知識をもらうだけじゃなく、横の繋がりも増やしたかった」などが聞こえてきました。その他にも「個人的にぼりさんに興味があった」といった意見も出ていました。また、会場にはクラファンを過去に支援したことがある人や実際にクラファンを行った人が居たり、ほぼクラファンを知らない人まで居ました。私は過去に支援をしたことがありましたが、実際にクラファンを行ったことはありません。

「そもそもクラファンってなんなん?」

仕組みとしては期間限定のオンラインショップであり、クラファン=予約販売サービスとも言える。チケット販売サイトと同じ様なものであり、最近はアイドルのチケット販売もクラファンでやっているらしいです。ですが、何にでも使えるが故に、使い方が分からず名前だけ一人歩きしているとのことです。

クラファンで出来ることは大きく分けて3つあり
・活動資金を集める
・需要調査
・広告&広報(事前予約販売)
が出来るそうです。個人的には需要調査という使い方が出来るという点に驚きを覚えました。

CAMFIREクラファンのここが凄い!

・なんだかんだ目新しく特別なものという認識がある
地方であればあるほどクラファンをしたことがある人がほぼいないそうです。そのためメディアにも取り上げてもらいやすいとのこと。
・検索にも残りやすい強いドメインを使用している
検索すると一番上に表示されやすく、過去の歴史まで表示できるそうです。
・終了後のページカスタマイズ機能がある
過去の歴史から今の動きの紹介までできることから、支援だけで終わらせないことができるそうです。
・支援実績を融資依頼に活用できる
“予測データ”からの融資よりも、このクラファンを”実績”として融資をお願いできるとのことで、実践例もあるそうです。
・アカウント登録数が日本最大330万人
母数も多いことから、支援を逃がすタイミング自体を減らすことができるそうです。例えば、友人にクラファンを依頼したときに知らないサイトで登録が必要だった場合、後回しにされ、そのまま忘れられてしまうことが多いそうです。

絶対的に押さえておきたい4つの心得

1. 悲しきかな、誰1人としてしっかり読んでくれない
そもそも支援しなくても自分の人生に関係ないため、支援の重要度が低く自分の挑戦は知ってもらってると思わない方が良い。
2. 事前告知と最初と最後の3日が勝負
先にどんな活動かを知ってもらった上でクラファンを開始するのが良い。
3. 支援者にとってのメリットを明確に
メリットが無いと支援する理由にはならず、お金を出す理由さえできれば、たとえ直接的なリターンでなくてもクラファンは成り立つ。
4. 結局、土下座できる熱量があるかないか
目の前にいる人に全力で語れるかどうか。

ぼりさんはセミナーの最後にこの4つの心得を紹介して終了しました。

このセミナーの合間には何回も質問を募集しており、会場だけでなくオンラインからも飛び交っていました!
「ページやカスタマイズ機能が素晴らしいが、終了後に次のクラファンができるのだろうか」や「お金ではなく労力やスキル、仕組みを提供してもらえるクラファンは無いのだろうか」といった具体的なクラファンについての質問が多かった印象があります!個人的にクラファンは興味があったため、勉強になった#2でした!!

 

少し休憩を挟み次のセミナーが始まりました。

#3地域活動を拡げるシビックテックとまちづくり

#3のゲストは谷津 孝啓さん。
宮城県出身で2006年から社会活動を行ってきました。人と人をつなぎ、新たな価値が生まれることに生きがいを感じており、コミュニティスペースを経営して「場・人・地方」をテーマに年間200回くらいイベントを仕掛けていたとのことです。

2022年からはIrodori Inc.を創業し、出番づくりが自身にあっていると考え「誰もが持っている自分にしかない色を活かした、多様な挑戦ができるまちをつくる」を会社のモットーに活動をされてます。モットーに感動を覚えた自己紹介でした。

“社会活動デビューをする1歩目のデザインを”

今回は社会活動を始める上でのポイントを紹介すると谷津さんは仰っていました。

「エフェクチュエーション」
これは、優れた起業家に共通する意思決定プロセスや思考を発見・体系化した市場創造の実行推論を指しており、この考え方が大事だそうです。
エフェクチュエーションには3つの資源が存在しており
・自分が誰であるのか?
・何を知っているのか?
・誰を知っているのか?
この3つの資源がエフェクチュエーションを理解することに繋がるそうです。
エフェクチュエーション。聞きなれない単語で理解するのに時間がかかりました。気づいたら別の内容に話が進んでおり焦っていました。

社会活動のフレームワーク

エフェクチュエーションの実際の例として、1杯のコーヒーが繋いだ物語を紹介していました。人口5,500人程度の町ですが、コミュニティはあるのに人と人とが話す場が存在していませんでした。そこで場を提供するために「フリーコーヒー」を始めたそうです。これは地域にある店のコーヒーを無料で提供するものであり、たった1杯のコーヒーで誰も居なかった駅前に人が集まってきたそうです。また、学校のイベントにも場を提供しており、子供を待っていて暇をしている親が集まって交流の場となり、イベントが生まれるスペースにもなったそうです。

“何もないから人が集う、コーヒー1杯で繋がれる”

古いJR駅を改造して交流の場を作り、イベントが多く行われ、実際には町に無かった服屋が開かれたそうです。また、この場では「地元で暮らす若者が挑戦できる機会を醸成する」と谷津さんは仰っており、例として「こうなったらいいな」と思っているワガママを叶える場であるワガママLabを立ち上げたそうです。ここでは問題解決のアイデアを持っているが行動する手段が無い子供達たちに、挑戦できる機会を提供しているとのことです。

“挑戦するときに一番人は輝く”

挑戦は大事だが、心理的安全性が高い場所を作ることを谷津さんは心がけているそうです。
セミナーの最後には質問を募集しており
「集まったメンバーが主体的に動けるように工夫していることは何かありますか?」
という質問にはこう返答していました。
「その人がこれまで”何をやってきたのか、経験してきたのか”をとにかく掘ること。その人がやっていて”楽しい”と思えることを仕事として与えたく、うちの会社じゃなくて他の会社でいいのならそっちでもいい」と。
“挑戦してみたいことをしっかり聞く”と仰っており、こういった考え方を持てる人になりたいと思いました。

 

#2と#3の終わりのそれぞれネットワーキングの時間では、参加者同士やゲストのお2方とのコミュニケーションが活発に行われていました!タイムスケジュールを押してしまうほど交流が行われ、とても会場は賑わっていました!

 

次回#4は「社会に伝播する活動発信の取り組み方」として、2/10(土)に開催いたします!
詳細は後日お知らせいたしますが、参加申し込みは今でもできます。

 

【レポートを書いた感想 vol.2】

2本目のレポートでしたが、前回のレポートに比べて書くのがとても大変だったレポートでした。ですが、学べることも多いセミナーだったので多くの時間を要して作成しました。例えば、クラファンは想像よりも”事前の認知度”が大事であること。エフェクチュエーションという単語は聞き覚えがなかったが、文献を調べて”自分たちが望む未来を実現するために、今すぐこの状況で自分に何ができるかという考え方”だと理解できました
レポート自体はまだまだ拙い部分が多いと思いますが、どうか暖かい目で見ていただけると幸いです。今後ともレポートは書いていくので、インターン活動と一緒に頑張っていきたいと思います!

山形 友翔

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