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【report #25】みんなのはたらき方会議 in 日立 vol.2 “micakel×中小企業”

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2/25(金)に日立市の晴耕雨読「みんなのはたらき方会議 in 日立 vol.2 “micakel×中小企業”」を開催しました✨

 

🚩みんなのはたらき方会議とは…?

2022年4月、JR大甕駅前に新たなサテライトオフィスがオープンします!
その名も…日立市テレワークサテライトオフィス「micakel」
「みんなのはたらき方会議」は、micakelを起点に『地域づくり』『中小企業』『外部人材』『まちづくり』の4つの視点から、人々が集い語らい繋がるイベントです。

vol.2では、日立市で地域産業の高度化・活性化を支援している日立地区産業支援センター(HITS)荻谷 裕樹さんと、日立地区産業支援センターでの支援を受け入居し海外進出支援やイベント企画などを行っているアドヴァン株式会社 代表取締役社長の岩下 雅史さんをお招きし、成長し変化し続ける中小企業の視点や考え方について学び合いました。

 

🚩イベントの様子を紹介!

まずはご登壇いただいた2名のゲストを紹介します!

モデレーターは弊社小泉が務めました。


荻谷 裕樹さん(日立地区産業支援センター

日立市出身。
某製薬会社を経て日立市役所に入社。現在日立地区産業支援センター(HITS)に出向中。

最近サーフィン始めました!経営者の方々はサーファーの方が多く、教えてもらいながら近所でサーフィンしています。

▶︎公益財団法人日立地区産業支援センターについて

Hitachi Regional Technical Support Centerの頭文字をとって「HITS」と呼ばれています。 1999年4月に設立し、茨城県県北臨海地域(日立市、北茨城市、高萩市、東海村、ひたちなか市、那珂市)の中小企業(主に製造業)の支援をする日立市の公的施設です。中小企業の人材確保・育成や生産性の向上、企業体質の強化、新製品・新技術開発、創業支援などを行っています。

若手経営者の集まり「ひたち立志塾」では、孤独になりがちな中小企業経営者が、横に繋がりを持ち交流する場となっています。他の企業さんを訪問しどんなことをやっているのかを見に行ったり、経営に関わる講話を聞いたり、飲み会などを通じて親睦を深めたりすることで、経営者同士でのマインドを高めております。

HITSは、既存の製造業支援だけでなく、日立市日本政策金融公庫日立支店、日立商工会議所と連携して創業支援を行う「創業支援ネットワーク」にも参画しています。今日のゲストである岩下さんもHITSにて支援させていただきました!

また、地域の経済を将来引っ張っていく企業として経済産業省で認定している「地域未来牽引企業」に日立市から14社も選ばれ、他の市町村に比べても多くなっています。


 


岩下 雅史さん(アドヴァン株式会社 代表取締役社長)

小泉と同郷で埼玉県出身。
大手損害保険会社に入社。グローバル職として各地に転勤する。退職後日立市へ移住し、2014年にアドヴァン株式会社を設立。そして、2018年から日立地区産業支援センターへ入居しました。

ミャンマーでアルコール製造のプロジェクトを立ち上げる際に、製造管理や機材の移送なども含めて多くの支援をしていただき、HITSにはお世話になりました。

▶︎アドヴァン株式会社について

主な事業は
イベント事業:地域おこしイベントなどの企画運営
陸送事業:キャリアトレーラーを用いた自動車専門輸送サービス、その他トレーラー輸送サービス
海外事業(ミャンマー現地法人AAO エイエイオー!):中古日用品の輸入、現地のインフルエンサーとコラボしたテストマーケティング
の3つを行っています。

最初は資料作成などの事務の請け負い業務から始めましたが、地域に浸透しませんでした。そこで、その中でも仕事として多く請け負っていたイベント関係の事業を始めました。

その後、もともと保険会社時代に貿易の貨物に掛ける海上保険の取り扱いをしていたこともあり、直接的に輸出に携わりたいと思っていたこともあって、輸出事業も始めました。イベント事業をやっている中で、日本のイベント資機材が便利で短時間でセッティングができることに気づき、ミャンマーやタイで行われている大きなお祭りの運営に役立つのではと考えるようになりました。そこでミャンマーへイベントステージに使用できる日本の足場材を持って行ったことが海外事業の始まりでした。中古のイベント資機材はなかなか売れませんでしたが、市場調査をしていく中で中古日用品にニーズがあることがわかり、輸出を始めました。また、ミャンマーの車の約95%が日本車であることから、日本の中古自動車パーツの輸出事業も始めることにしました。

ミャンマー現地法人AAO エイエイオー!はミャンマーでアルコール製造を始めるために立ち上げました。ミャンマーはビール以外のお酒がおいしくなく 「これは良くない!」と思い、現地の材料でお酒を作ることにしました。


 

ここからはクロストーク “micakel×中小企業” の様子を紹介します!

実際にHITSの支援を受けて事業を拡大していった岩下さんから事業の立ち上げから成長の過程をたっぷりお話しいただきました!そこから興味深い内容を抜粋して紹介します。

 

HITSに入居して良かったことはなんですか?
身近に相談できる人がいることが1番良かったです。1人でやっていたときは相談できる相手がいなくて、壁に当たったときにナイーブになってしまうこともありましたが、HITSが相談相手になってくれました。

 

HITSに相談に来る中小企業はどんな業種が多いですか?
製造業や加工業などが多いですが、最近では事業再構築補助金などの相談も増え、様々な業種の方々が相談に来られます。

 

HITSにはどんな相談で来られる方が多いですか?
日立地区で地域ビジネスをやりたいという相談を受けたり、実現可能な範囲での事業のスケールアップを支援したりしています。相談の間口は広くしています!

 

岩下さんは実際にHITSにはどんなことを相談したんですか?
何の補助金を使えるのかの相談から申請のサポートを受けていました。事業内容を知っているので、うちで使える補助金を紹介してくれることもありました。
また、自分に製造業の経験がなかったため、HITSには、製造業を立ち上げるにあたっての様々なノウハウを相談させてもらいました。海外に進出するにあたってもベースとなる部分はHITSから教えてもらいました。
新しいことにチャレンジする企業が相談に来るとHITSにとっても刺激になります。企業側が新しいことにチャレンジすることで支援側もできることが広がります。
HITSは、市役所の外郭団体として、中小企業の要望にスピーディーに対応できる組織になっています。問い合わせのあった企業に対し、「調べてみたら?」ではなく一緒に調べながらサポートできるのもHITSの強みだと思います。地域の支援機関として企業と一緒に走ることを大事にしています。

 

日立で起業して良かったことは何ですか?
日立はものづくりが盛んなまちのため、機材の相談相手として製造業の企業が多くあることはメリットでした。細かいパーツなどをお願いしたら作ってくれるような企業もありました。

 

最後にひとことずつメッセージをお願いします!
micakelは、起業したい人や新しいことをしたい人が集まる新しい場所になると思います。micakelだけにとどまらず、HITSともうまくつながってビジネスをやりたい人をひとりぼっちにしないような取り組みを地域でできたら良いなと思います。点ではなく面で支援をして、岩下さんのような人を増やしていきたいです。
起業した後だけでなく起業する前に相談できる環境があることが大事だと思います。ビジネスプランを一緒にブラッシュアップくれるHITSのような支援機関を活用して、想いを形にしていけると良いと思います。

 

日立地区では企業とHITSやそのネットワークからの支援を受けて事業を展開していく環境が整っていると感じました。支援する側とされる側の両方の視点からお話を聞くことができとても面白かったです。micakelはより強く地域のつながりをつくるひとつの場所になると良いなと思います!

 

イベント終了後には交流会を実施!

 

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。次回『みんなのはたらき方会議 in 日立 vol.3 “micakel×外部人材”』は、3/11(金)開催です。お楽しみに…!
「みんなのはたらき方会議 in 日立」はvol.4まで続きます。次回のご参加もお待ちしております!!

 

🚩今後のスケジュール

vol.3 “micakel×外部人材”
3/11(金) 18:00~19:30
※会場が【日立地区産業支援センター(会議室2/3)】に変更になりました。
〒316-0032 茨城県日立市西成沢町2-20-1
👦大野 剛さん(株式会社オスク 代表取締役社長)
👦栗原 玄樹さん(有限会社栗原農園 代表取締役社長)

vol.3 お申し込みはこちらから

vol.4 “micakel×まちづくり”
3/25(金) 18:00~19:30
👦神定 祐亮さん(COFFEE STAND GENKAN
👦若松 佑樹さん(株式会社えぽっく 代表取締役)

vol.4 お申し込みはこちらから

株式会社しびっくぱわー 中井 遥

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