NEWS

お知らせ

【report #185】県北BCPアイデアソン#3-Business Challenge Program-

SHARE:

9/21(土)に開催した『県北BCPアイデアソン #3』の様子を紹介します!

Business Challenge Program(県北BCP)では、茨城県主催のもと、新規事業開発を目指したアイデアソンを開催しています。このアイデアソンにて、参加企業であるリーダーの事業開発に関するアイデアを出し合い、参加者であるチャレンジャーとともにみんなで事業開発にチャレンジしていきます!

#3では、チームビルドワークショップと、#4の中間発表に向けて仮プラン策定をすべくアイデア出しを行いました。どのチームも、#1,2から参加している方々と今回から新しく参加してくださった方々が入り混じりながら、時間いっぱいアイデアを出し合い、中間発表に向けて事業を整理しました。会場は熱気に溢れ、あっという間に5時間のイベントが終了しました。

さてここからは、今回参加できなかった方々や当日の様子を振り返りたいという方々に向けて、アイデアソンの様子を紹介いたします!

イベントのスタートはチームビルドワークショップから!

ペーパータワーをつくるワークを2回行いました。どのチームも1回目より2回目の成果を良くしようと取り組んでいました!役割分担を明確にすることや、改善案を出してくれるメンバーを信じて実行することにチャレンジした経験は、アイデアソンでのチーミングをより良いものにする時間となっていました。

続いては各チームから進捗発表!

※どんなリーダーが参加しているかは#1のレポートをチェック👀

💡 チーム東京発電 後藤 七海さん / 常陸太田市

農業を始めて1年目の収穫を迎えています。しっかり収穫ができていて安心しています!前回から、チームメンバーと販売先についてアイデア出しを行ってきました。現在、複数の業者さんにアプローチをしています。今日は引き続き販売先についてアイデア出しを行います。

県北地域の皆さんとのつながりが来年以降もさらに広がっていくように、今年はたくさんの種を撒いていきたいと思っています!

☀️  チーム茅根電設工業 茅根 太造さん / 常陸大宮市

チームの皆さんに実際に農園に来ていただき、ミーティングも行いました!水戸駅のイベントに出店予定だったので、思いっきりPRしようと思い、大きい絵を描いてパネルにして展示をしてきました。トマトジュースに貼るAIアイドルのラベルも完成させてイベントに持って行きました。

常陸大宮市長からも「AIアイドルのラベルの方が良い」と評価をいただきました!この調子でAIアイドルを進めながら、本業である「発電するビニールハウス」についてもみんなで話し合っていきたいと思います。

⛰️ チームまちグループ要建設 髙野 賢さん / 常陸大宮市

※髙野さんが都合により欠席のため、小林さんから発表していただきました。

御前山ヴィレッジは建設途中ですが、飲食店・宿泊施設・農業施設ができています。私たちは、この御前山ヴィレッジという施設を活用して地域のコミュニティづくりに取り組もうとしています。御前山地域の皆さん、茨城県、全国、そして最終的には世界へと広がるコミュニティを目指していきたいです。

自社だけではなく、行政や民間企業同士の垣根を越えながら取り組んでいきたいと思っています。御前山地域は過疎化が進む地域ですが、発展する地域づくりを目指してやっていきます!

🥑 チームAMAZING JUICE 齋藤 幸枝さん / 日立市

アップサイクル事業の地域連携とプロモーションを行っています。この1ヶ月で300人近くの消費者へアンケートを行いました。消費者視点の課題は、アボカドは値段が高いわりに質が良くないことだとわかりました。また、販売する側であるスーパーの声も集めるため、チーム愛テックファームの松本さんに協力をいただいています。

売り場をどのように改善すれば、フードロスを減らせるかという視点でもアクションしています。スーパーの売り場では、カチカチで食べられないアボカドも売られているということもわかりました。カチカチのアボカドの解決策はリンゴとセットで売ることではないか?と思い、現在リンゴで実験をしているところです!

🥬 チーム愛テックファーム 松本 剣さん / 高萩市

11/4(月祝)に晴耕雨読絆マルシェの開催を予定しています。茨城大学水戸プロというサークルの学生さん主体で動いています!今日は学生さんたちから進捗をヒアリングして絆マルシェに向けて動いていく時間にしたいと思っています!

 

🎨 チームアトリエトモドール 日高 朋子さん / 日立市

※チームメンバーのソウさんから進捗発表をしていただきました!

メンバーの情報共有をLINEで行っています。気軽に情報共有ができていると思います。リーダーの日高朋子さんがギャラリーを拠点に活動し、進捗がある度にLINEで報告をしてくれています!日高さんは晴耕雨読に行って地域の方とコミュニケ―ションをしたり、他のチームのリーダーとのコラボを進めたりしています。

今日は情報整理をして今後に向けてチャレンジをしていく時間にしたいです!

📣 チーム今橋製作所 所 純さん / 日立市

前回のアイデアソン開催後、チームメンバーとWEB会議をしました。製造業以外での中小企業支援を進めるための話をしています。地域密着型経営サポート事業「コンパスリーチ」を継続していくためには、近隣の中小企業同士が自社の抱える潜在的な課題に気づくための勉強会が大事だという話になっています。

ある大きな団体が参画してくれそうな動きがあります。第1回の勉強会を年内に開催できるようにしたいと思っています!

🦠 チーム日本苔アート協会 山縣 健志さん / 北茨城市

※チームメンバーの宮内さんから進捗発表をしていただきました!

苔を使ってアートにしています。通常の苔は、水や湿度や光がないと枯れてしまうのですが、私たちは枯れない苔であるモスチャーを開発しました。インバウンド向けにモスチャーを開発しようとしていましたが、会員数を増やすことに方向転換しました。今日は次回の中間発表に向けて内容をまとめていきます!

🥛 チームCORIN 小川 径子さん / 日立市

ミキは奄美大島の乳酸菌飲料です。8月に奄美大島に行ってきました。地元の観光物産協会を紹介してもらったり、地元のお店に飛び込みで行ったりしました。ミキの魅力を感じるとともに、身近に感じました。奄美大島で聞いた話をチームの皆さんに伝えたところ、成分分析のような話になりました。さつまいも以外の材料を使ってミキをつくってみました。

今日は試作品としてミキを使ったマフィンを持ってきました。今日はミキの魅力を茨城の人に知ってもらうにはどうしたら良いかということと、気軽に家庭で作っていただくにはどうしたら良いかということについてのアイデア出しを行いたいと思います!

🤝 チームシンカゼ 三牧 航さん / 日立市

スキルシェアを使って県北地域に労働力を確保していくプロジェクトを行っています。労働力を確保する方法は、副業兼業人材の活用です。事例づくりを進めているところです。現在、県北地域に関わりたい意欲のある副業兼業人材を30人くらい集客できています。副業兼業人材を活用したい企業の開拓を行ったり、セミナーを開催したりしました。

大企業との連携も進めています!数千~数万人くらいの大企業の社員の方に県北地域に関わっていただこうと、人事部の方たちとお話を進めているところです。

 

3時間たっぷりとアイデア出し!

 
 
 

 

今回もまちのこ団のあそび場をお届け!

 

最後に、今回の進捗をそれぞれのチームから発表!

🥛 チームCORIN



今日は、リーダーの小川径子さんが奄美大島に行った話を共有するところからスタートしました。実際のミキを飲んだり、ミキを入れたマフィンの試食をしました。「他のマフィンとの違いは何か?」「ミキにしか出せない特徴は何か?」をアイデア出ししました。また、パン屋さんとして健康で美味しい商品をどうやって売り出していくかについてもアイデアを出しました。中間発表に向けてまとめていきます!

 

☀️ チーム茅根電設工業

5人のAIアイドルが描かれたラベルのトマトジュースをどうやって認知してもらうと良いかについてのアイデア出しからスタートしました。人間の認知の仕方には6タイプあるということがわかりました。認知の仕方に合うように売っていこうという話になりました。また、ジュースに使用しているトマトは100%完熟のものであることや、トマトが常陸大宮市でつくられていることも入れ込んで、パッケージをつくってもらおうと思います。なぜこの5人のAIアイドルが誕生したかということをHPやパンフレットでもPRしていきたいです。パンフレットは近いうちに完成できればと思います。

 

🥑 チームAMAZING JUICE

アボカドは好きだが購入には至っていない消費者へのプロモーションを先に進めることにしました。購入に至っていない理由を分析し、今後の方針を立てました。わかったことは「食べられるアボカドがない」ということが一番重要な問題だということです。この問題を解消することが大事だと思っています。その他、食べ方がわからないから買わないというケースもあるとわかったので、売り場にアボカドのレシピを置かせてもらえないかと考えています。

県北BCPアイデアソンの期間中に、アボカドの食べごろの判別ができるよう言語化したマニュアルをつくり、アボカドレシピや食べごろまでの日数表示を通してフードロスを減らした実績をつくりたいです!将来的には、アボカドソムリエやマイスターなどの称号をもとに売り場の人の教育ができるようにしていきたいです!

 

🎨 チームアトリエトモドール

初めてチームに参加してくれる方もいたため、活動経緯や想いを共有するところからスタートしました。改めて想いを共有する時間があったおかげで、リーダーの日高さんが抱えている課題や達成したい目標が整理できました。日高さんの中の課題として浮き彫りになってきていることは、ギャラリー朋には今までの関係性とは違うものがあるのではないか?ということです。例えば、自分が求めていた本当に来てほしいお客様像や、今までやりたくてもできなかった部分が具体的に浮き彫りになって見えてきています。
今日は、道沿いにあるギャラリー朋が埋もれてしまっていて、わかりにくいという課題に対して「どうすれば扉を開けてギャラリーに来てもらえるか?」をアイデア出ししました。近所の人たちや往来する人たちにギャラリーを見つけてもらえる仕組みが必要だと思っています。看板のように目印になるものが出せると良いと思っています。「まちの中に朋さんがいる」ということが伝わるようにしたいです!中間発表では、これからやりたいことをまとめて発表できたらと思っています。

 

⛰️  チームまちグループ要建設

現在建設中の御前山ヴィレッジでは、飲食店・宿泊施設・農業施設は完成しています。自分の中で御前山ヴィレッジの概念が決まってしまっていたところがありましたが、もう一度社内外の関わってくれている皆さんと「御前山とはどういう意味か?どういう地域か?」「ビレッジとは何か?」という原点に戻って、本質的なところから考えました。目的とビジョンを考えて、10年後30年後も事業として成り立つようにしたいです。今日は結論までたどり着きませんでしたが、何をやるか、誰のためにやるかという目的をしっかり話し合うことができました。今日参加したメンバーで考えながら、次回の中間発表までに仕上げていきたいと思います。

 

🤝 チームシンカゼ


スキルシェア文化を県北地域につくるべく活動しています。スキルシェアを広げるために大企業連携を事業化していきたいと思っています。「大企業が県北地域や地域企業に関わることなんて本当にできるのだろうか?」と思われがちですが、市況が変わってきているので実現は可能です!次回の中間発表で詳細をお伝えします。
大企業側には県北地域に関わりたい人がたくさんいる一方で、受け入れる地域企業を開拓できていないという課題があります。なぜ県北地域で副業兼業人材を受け入れたいという企業の開拓が進まないのかや、受け入れる側である地域企業がどのように準備していくと良いかについてアイデア出しをしました。引き続きがんばっていきます!

 

📣 チーム今橋製作所

今回は、つくっていきたいコミュニティのターゲットをどうするかということをテーマにアイデア出しをしました。公共性への広い知見を持ったチャレンジャーがチームにいてくれています。実際に、ひたちなかテクノセンターではどのようにコミュニティを運営しているかについても話をしてもらいました。
複数の企業がコミュニティに参加している状態がつくれると、企業同士が学びや気づきを共有し合えることがわかりました。また、関係性が狭ければ狭いほどコミュニティの存在価値が薄まってしまうという難しさも感じました。
アイデア出しを行う中で、地方から都市部への女性の流出が進んでいるという話にもなりました。現段階で結論を出すのは難しいですが、婚活アプリをつくるなどのアイデアも出ました。できる勉強会やテーマは限られている中で、現在行っている補助金の支援等から発展させたテーマでの勉強会の開催を考えています。今日は時間が足りませんでしたが、中間発表までにチームメンバーと話し合いながら進めたいと思います!

 

🥬 チーム愛テックファーム

今日は、最初にお話しした通り11/4(月祝)に晴耕雨読絆マルシェを開催するための話し合いを行いました。絆マルシェを開催する理由は、地域を興すききっかけは農業であってほしいと思っているからです。僕は農業をやっていて、絆ブランドのプロモーションを行いたいと思っています。絆マルシェは、僕に関わった人が地域を興せるイベントになると良いと思っています。
僕のチームには、茨城大学水戸プロの学生たちが参加してくれています。彼ら彼女らは優秀です。たくさんの仕事をこなしてくれていて、プレスリリースも出す予定です!絆マルシェは学生たちが主催で行う予定です。「絆マルシェは、学生さんが活躍した1日だったね!」と言えるようにしたいです。

 

💡 チーム東京発電

今日のアイデアソンは、たくさんつくったさつまいもをどうやって売ろうか?を考えるところから始まりました!加工してくれる業者はないか?直販するならどこが良いのか?ネット販売はするにはどうすれば良いか?など、販売方法について徹底的にアイデア出しを行いました。そのままの勢いで実際に候補に挙がった業者さんに連絡を取り始めました。チームCORINのリーダー小川さんやチーム愛テックファームのリーダー松本さんにも相談させていただきました。
また、いもほり体験も10~11月の間に全5回開催します!まちのこ団の団長の増田さんにも今日この場でお願いをして、いもほり体験の宣伝に協力してもらえることになりました。次回の中間発表に向けては、なぜこの事業をやるのかという部分をしっかり言語化して臨みたいと思います!

 

🦠 チーム日本苔アート協会

今日参加してくれた若い2人がとても優秀で感動しています。3年前に理事長が「日本全国どこでも苔のワークショップができるようにしたい!」と語っていました。このビジョンを実現するためには、多くの資金を集めなければいけません。今日は、資金不足という課題を解決するために、会員数を増やそうという方向で話し合いをしました。現在の会員数は50~60人です。入会費は8,000円、年会費12,000円です。会員数を増やして安定した収益化を目指します!そのための手段として3つ考えました。1つ目は、会員が作品を販売できるWEBサイトの運営です。協会がバックアップする安心安全なWEBサイトがあれば、WEB上の展覧会としての機能も果たせると思っています。2つ目は、会員によるワークショップの開催です。会員がワークショップを開催することで、協会としてもワークショップの一部の利益を得ることができます。3つ目はSNSの活用です。主にInstagramを活用していきたいと思っています。Instagramにアクセスしてサイトに飛べるようにすると購入できるという流れをつくりたいです。最後に、苔アートの魅力を発信するための良いアイデアを思いきましたが、作品名は企業秘密とさせてください!今後はこれらの3つの手段を中心に考えていきます。

県北BCPアイデアソン2024もいよいよ折り返し🙌 次回は、中間発表!

県北BCPアイデアソンは、来年1月までの合計7回実施します。
#1,2,3に参加できなかった方や、まずは中間発表を見てみたいという方も、ご参加大歓迎です!
ご都合の合う日程に、ぜひご参加ください!

10/19(土) 13:00〜18:00 アイデアソン #4 中間発表
・11/16(土) 13:00〜18:00 アイデアソン #5
・12/21(土) 13:00〜18:00 アイデアソン #6
・2025/1/18(土) 13:00〜18:00 アイデアソン #7 最終報告会(都内で開催予定)

 

河股 麻美 森川沙樹 

SHARE: