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【report #118】県北BSS 第1回「ビジネスアイデアの創出」

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6/9(金)に開催した県北Business Start School 第1回『ビジネスアイデアの創出』の様子を紹介します!

県北Business Start School(県北BSS)では、茨城県県北振興局主催のもと、県北地域で新たに起業する方を対象とした起業スクールを開校しています!合言葉は「Exploring KENPOKU!!」。本スクールでは、県北地域でのビジネスアイデア創出方法やキャッシュポイントの作り方、資金調達方法など全7回のカリキュラムをご用意しております。

 

第1回となる今回は「ビジネスアイデアの創出」をテーマに、株式会社imaの三浦亜美さんをお招きしました!AI×日本酒、AI×シラウオなど一見遠く見える2つのあいまをつなげてイノベーションを起こす方法を伝えていただきました!「問題の本質的な理解こそが重要」だと思考を深める時間になりました。

  

 

 

まずは、ローカルプレイヤーピッチ!

起業型地域おこし協力隊(KENPOKU PROJECT E)OBOGであり、会場の大子町文化福祉会館「まいん」のある大子町を中心に活動している3名に、ローカルプレイヤーピッチをしていただく機会を作りました。

▶ 中村 聖さん(hajimari / あっちこっちSTAND)

今は「家具と空間と地域のデザイン」というテーマで活動しています。「KENPOKU PROJECT E」に参加した経緯は、設計事務所から独立した後、大子町で大工さんと交流したことがきっかけでした。「自分で考えたものを、自分で作ることが面白い」と言っていただき、新しいことを始めようと思いました。

▶ 増田 大和さん(一般社団法人まちのこ団

まちのこ団が掲げているMISSIONは「子どもの”原体験”を豊かにする」、VISIONは「すべての子どもや若者が自信を持って生きる社会をデザインする」です。これらを実現するツールとして「あそび」を取り入れています。想いだけではなく、客観的な数値も大事にしてきました。

▶ 和田 まりあさん(hajimari / あっちこっちSTAND)

「KENPOKU PROJECT E」は「好きなことを仕事にしたい」という勢いで始めました。中と外、地元と観光客がつながる場所をつくり、そのきっかけにコーヒーを使ってほしかったです。私自身が観光するとき、カフェを調べて地元の人と交流しています。同じように、hajimariでもイベント出店でも人がつながる場所をつくっています。

 

”今”という瞬間を大事にしている人のあいまをつなぐ株式会社imaの取り組みの中から、三浦さんに「AI-sake」霞ヶ浦シラウオ×AIをご紹介いただきました。

匠の技をAIでサポートし、技術継承をサポートする。重要かつ人の感覚に頼るところをAIが導き出しています。「AI-sake」では、酒米にとって最適な吸水時間をAIでデータ化。また「霞ヶ浦シラウオ×AI」では、鮮度のAI評価による認証制度導入でシラウオの高付加価値化を目指しています。

AIを活用するためのドメイン知識が必要なように、様々な課題を絡め解くには多くのステークホルダー(協力者)の力が必要です。それぞれの主張・正義を組み込み、社会課題と結び付けたストーリーをつくる力が重要だと三浦さんは話します。

 

QA / クロストーク

 

 

深い相槌を打ちながら、今か今かと質問するタイミングを待ちわびていた参加者。QA / クロストークでは、挙がる手が止まりませんでした!特に参加者の反応が大きかったものをご紹介します。

【AIをどのような立ち位置で見ていますか?】

三浦さん:電卓やExcelと同じカテゴリーで見ていて、ツールとしてAIを使っています。

【人脈をつくるうえで大事にされていることがあれば、教えてください!】

三浦さんあまり人脈をつくろうとしていないですね。気づくと周りに変わった人達が増えていました。いなくなる人もいるけれど、チームをつくるときは「私はこういう人と働きたい」と話し続けています。

堀下イベントをしていると、講師の方々は「人脈を意識したことはない」と言う人が多い印象です。個人的に、長くやっていると基本みんなやめていく。やりたいと言っている人の99%はやらない。自分が自分のやりたいことにコミットメントし続けた結果、周りにも続けてた人たちが残っていますよね。

三浦さん人脈というより、圧倒的に何者でもなかったときから、自分が興味を持った専門家に会いに行っていました。1番大事なのは、興味があることを最先端の方に聞きに行くことかなと思っています。

 

本物に触れ、知りうる限り1番の本物に会いに行く三浦さんの行動から、本物を突き詰めていく姿勢が大事だと学ぶことができました。イベント終了後は、新しい学びを得た参加者同士の活発な交流が行われました。

 

 

 

\Exploring KENPOKU!!/

第2回は6/30(金)「キャッシュポイントの作り方」
全7回のカリキュラムを通して、受講生みんなで
県北地域でのビジネスシーズと自身のアセットを探求していきましょう!

 

KENPOKU PROJECT E メンバー募集中!
茨城県県北地域において、首都圏等を中心とした地域外からの新しい視点で、 県北地域の資源活用や地域課題の解決につながるビジネス等を起こし、 その成果を地域に広く波及させることができる方を、 KENPOKU PROJECT Eのメンバー(起業型地域おこし協力隊) として募集しています!

詳しくはこちらをチェック!!

 

■ 主催:茨城県政策企画部県北振興局
■ 運営:株式会社しびっくぱわー
■ 問い合わせ先:kenpoku-bss@civicpower.jp

山口 海音

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