【report #85】県北BCPアイデアソン#4 中間報告会 -Business Challenge Program-
アイデアソンの折り返し地点となる『県北BCPアイデアソン #4 中間報告会』の様子を紹介します!
折り返し地点となる#4は “中間報告会” と題して、10名のBCPリーダーそしてチャレンジャーから、現在事業開発中の事業プラン発表を行いました。リーダーだけでなく、チャレンジャーからプレゼンするチームも!さらに今回は、5名の豪華コメンテーターの方々もお招きし、さまざまな角度から開発中の事業についてコメントやアドバイスをいただきました。
リーダーとチャレンジャーが協力して準備してきた中間発表の様子を、チームごとに紹介していきます!!
まずは、今回お招きした5名のコメンテーターの方々を紹介します!
🙋♂️ 株式会社小野写真館 代表取締役 小野 哲人さん
ひたちなか市に本社があり、フォトスタジオや振袖レンタル、ウェディングの事業を行っています。日立市でも、家族やお子様の写真を撮影するフォトスタジオCocoaと成人式や卒業式向けの二十歳振袖館Azの2店舗を展開しています。
会場に入ったときにすごい熱気を感じ、驚きました。みなさんの発表、すごく楽しみにしています!!
🙋♂️ 常陸frogs 代表 菅原 広豊さん
前回#3のアイデアソンの様子を少し見させていただきましたが、他にはない熱量をすごく感じました。今回はまだ中間発表ではありますが、みなさんの大事にしていることなどをお聞きできればと思っています。
各チームの発表を楽しみにしていますので、よろしくお願いいたします!
🙋♂️ 日本政策金融公庫 日立支店 融資課長 関口 肇さん
日本政策金融公庫に入社して20年以上になります。岩手県盛岡市から始まり、長野県小諸市、東京都品川区、また岩手県に戻りまして、日立市は4年目になります。
このような熱のこもった会に参加するのは初めてです!今日はよろしくお願いいたします。
🙋♂️ 日本ふんどし協会 会長 / 有限会社プラスチャーミング 代表 中川 ケイジさん
ふんどしというプロダクトを小さくヒットさせながら、11年ふんどしだけで食ってます笑
アイデアを出したりいろんな人からの意見をもらったりしながら事業をつくってきました。
どうやったらみなさんが考えているいい商品やサービスがいいカタチで広がっていくかという視点から見ていければと思っています。みなさんのお話が聞けるのを楽しみにしています!
🙋♀️ 茨城大学人文社会科学部 教授 西野 由希子さん
わたしは、大学と地域が連携した取り組みに携わり、茨城県北地域を中心に県内のいろんな地域で活動しています。
県北BCPアイデアソンは始まったときからすごく気になっていて、情報をチェックしていました。今回中間報告会に参加することができて、とてもうれしく思っています!
ここからは、各チームのプレゼンの様子をぎゅっとまとめて紹介します!
🍡 チーム浩ちゃん|株式会社常陸風月堂 藤田 浩一さん
「世界を攻めて地元を守る」
常陸風月堂で販売している1本1万円の「万羊羹」を海外へ高単価で販売し、地元に還元したいと考えています。
高単価商品を海外で販売することによって、
・利益を上げて農家さんの仕入れ単価を引き上げ、所得向上へつなげる
・万羊羹をコミュニケーションツールとして、世界と茨城をつなげる
・国内外で認知度のアップを図る
・地元を盛り上げる
・Circulate with a smile(笑顔の循環)をつくる
などを実現できると思っています。
【世界へのアピールポイント!】
① 台湾でのクラウドファンディングの成功
202名の方々にご支援いただき、597%(約280万円)を達成。台湾でのニーズがあることを実証できました。台湾の富裕層への販路を広げることで、国内の販売価格よりも高単価で販売していこうと考えています。
また、茨城県とzeczec(台湾のクラウドファンディング会社)の2拠点連携を推進することで、茨城県内の事業者が台湾で挑戦する土壌をつくっていきたいと思っています。
② 世界的なパッケージアワード「pentawards」グルメ部門にて銀賞を獲得!
日本受賞企業上位13社に入り、資生堂・POLA・ロッテを上回る成績を残しました。こんな小さな企業でもやればできるということを、今回体現することができました!
イギリスの知人に万羊羹をプレゼントしたところ「日本らしい!」「素晴らしい!」とのリアクションが。万羊羹が、海外の方とコミュニケーションをとれるツールとなり、茨城を知ってもらえるチャンスになると感じました。
これからは万羊羹Instagramアカウントを立ち上げ、万羊羹でつくり出したい世界観を表現していきます!
具体的には「万羊羹がある暮らし」「万羊羹の楽しみ方」「万羊羹の豆知識」「万羊羹に関するクイズ・アンケート」を展開していきます。
そこで、万羊羹Instagramを一緒に盛り上げてくれる人を募集します📣
みんなで地域を盛り上げていきましょう!!
西野さん)世界に発信する上で「万羊羹」をどんなネーミングで伝えていくのか?どうストーリーを伝えていくのか?工夫が必要。
中川さん)Instagramをうまく活用している事例を調べて実践しましょう!
チャレンジャー)具体的にどこの国への進出を想定していますか?
→まずは親日国から攻めていこうと思っています。
🎪 チームみんなまちのこ|一般社団法人まちのこ団 増田 大和さん
「まちのこ団の野望」
まちのこ団のミッションは「子どもの原体験を豊かにする」こと。
日本の子どもは、孤独を感じていたり、自分に価値を感じていなかったり、外で遊ぶ日数が少なかったり、友達が少なかったりと、さまざまな課題があります。これらの課題を解決すべくまちのこ団は活動しています。
まちのこ団の事業は
① コミュニティプレイバス〜移動式あそび場〜事業
② まちのこベース〜拠点式あそび場〜事業
③ 企画運営事業
の3本柱で展開しています。
今回のアイデアソンでは特に「コミュニティプレイバスの成長」をテーマに、新規顧客の獲得を目指しアイデアを出してきました。ホテル・ブライダル業界、スポーツイベント、一般企業、シングルマザー・ファザーなど、子どもの居場所に課題を感じているであろう方々とコラボレーションしていきたいと考えています。
今回最も重要なのは「ビジネスパートナーを見つけること」!人手不足の解消、新規開拓のお手伝いをしてくれる仲間を見つけたいと思っています。
まち中を子どもの居場所にすべく、そのツールとして世界一ハードルの低いコミュニケーションツールである「あそび体験」を、これからも提供し続けたいと思っています。
小野さん)素敵な想いを持っているからこそ、しっかり売上を上げられるビジネスにしていく必要がある。
中川さん)誰からお金をとる仕組みをつくるかが、次の課題になるでしょう。
🔩 チーム関根|株式会社関根鉄工所 関根 全崇さん
「ヒタチノモノヅクリBX」
株式会社関根鉄工所では、工作機械を用いてエネルギー・インフラ関連の部品をつくっています。
今回アイデアソンに取り組むきっかけとなったのは、BtoBの仕事が100%であること。家族につくったものを見せられないことに課題を感じ、家族とともに語れる自社製品をつくりたいと思い、アイデアソンに参加しました。
前半戦では「生活の彩り」「家族の団欒」「ブランディング」「地域活性化」「雇用創出」をテーマにアイデア出しを行ってきました。
茨城県北地域のものづくり企業と連携して今までにない金属加工製品をつくり、子どもが遊べるものでビジネスや地域活性化につなげていきたいと考えています。
チームからは遊具、土地にちなんだオブジェクト、日常生活を彩るものに関して、具体的なアイデアがたくさん出ました。その中から「廃棄材料を再利用した日常生活品」「親子の思い出になるような公園などの遊具」「写真スポットになるようなオブジェ」をつくっていきたいと考えています。
まだまだ改善の余地があるかと思いますが、BlueCollarのBusinessで人々を笑顔にし、ものづくりの価値・よさに触れてもらい、工業のまち日立に魅力を感じてもらうためのブランディングをしていきたいと思います!
関口さん)本業の技術力を活かし、チームで考え抜いてアイデアを出しているなと感じています。人と人との希薄化による弊害の解決につながるのではと思います。
小野さん)これだっていう一点突破の製品をつくることができれば、マーケットは日立だけでなく世界までいけると思うので、ぜひそこを目指して頑張ってください!
🪖 チームグリーン|株式会社オカベ 岡部 英明さん
「ここから!県北遊休民家の魅力発信!」
10/1をもちまして、株式会社岡部工務店から株式会社オカベに社名変更いたしました!
アイデアソンへの参加は、岡部の漠然とした想いから始まりました。「日立市末広町に民家があり遺したい日本庭園もあるが、どう活用したらいいのかわからない。」と悩んでいたところ、新聞記事で県北BCPアイデアソンの存在を知り飛び込んでみることに。
#1〜2では、チャレンジャーのみなさんに視察に来ていただきつつ、さまざまなアイデアを出し合いました。そこから方向性がだんだんと定まってきて、再現性・採算性のある運用を考慮し民泊でのプランを進めることにしました。
民泊のコンセプトは「都会では味わえないゆったりとした日本庭園を見ながら、非日常の空間と時間を提供する」と設定。顧客ターゲットは、首都圏・近隣地域や外国人観光客など、運用しながら模索していきたいと考えています。また「日本庭園+ライトアップ」「露天風呂・サウナ」「BBQ設備」を進めていきたいと思っています。運営に関しては、固定人員の配置を最小限に運営コスト・料金を抑えたいと考えています。しかしコンセプトと相反する危険性もあり、この辺は新しい課題としてこれから考えていきたいと思います。
さらに、1施設で終わりにするのではなくどんどん広めていきたいと考えています。事業可能性を模索しながら異業種とのコラボも実現し、4年後には北関東で12施設を目指していきます!
徐々に具体化してきましたが、課題はまだまだ山積しています。
宿泊業の経験のある方やプロモーション・Webサイトに知見のある方大歓迎!引き続きご支援お願いいたします!!
関口さん)遊休民家、空き家問題の解決に直結するプランだと思います。今後展開していく上で、いかに物件調達をするかが鍵になってくると感じました。
菅原さん)地域の社会課題を解決しつつ、地域のものに触れられるのは本当にいい体験になると思うので、地域の方々とも連携して盛り上げていってください!
🌳 チーム辻󠄀|有限会社ウェアウッドワーク 辻󠄀 徹さん
「茨城で百年先まで続く伝統工芸を」
リーダー不在ですが、チーム全員で発表します!
まず初めに、辻󠄀さんはとにかくすごい方です!日本国内で漆芸の分業が進む中で漆芸の素材や作品を担う人が少なくなっているのが社会問題となっています。そんな中で辻󠄀さんは、若手の漆芸家として漆の生産者であり教育者として活躍されています。
アイデアソンでは「茨城で百年先まで続く伝統工芸を」を目指して「工芸品の循環」「担い手の循環」「使い手の循環」の3つの循環を生み出す「工芸:循環の森」をつくりたいと考えています。
「担い手の育成・支援」「茨城の工芸産地化」「工芸の内容を認知してもらい観光化していくこと」が非常に重要になります。
この「工芸:循環の森」をつくり出す上で重要になってくるのが「森」「製作スペース」「発信の入り口」「コンテンツ」「スタッフ」の5つです。この5つが実現できるような森をつくりたいと思っています。
「工芸:循環の森」を観光資源として活用していくべく、どの層に向けてどんな取り組みをしていくかについてもまとめています。
◎まだ工芸に興味を持っていない層
→キャンプやカフェなどで森を開放し、その場で工芸品に触れてもらうことで魅力を知ってもらう。
◎工芸にすでに興味がある層
→工芸のイベントを開催することによって、工芸の森をハブ的な存在にする。
◎工芸の森に来てくれた子どもたち
→興味を持ってもらって、次世代の担い手になってもらう。
◎工芸の担い手
→工房を提供し、独立まで支援していく。
◎学校教育との連携
→校外学習などを通じて、茨城県内の子どもたちが工芸に触れる機会を増やしていく。
実現へのステップとして、自治体や企業などのパートナーを見つけ、パートナーに合わせて予算とコンセプトを調整し実行していきたいと思っています!
菅原さん)チャレンジャーが自分事として取り組んでいるなと感じました。プロダクトだけでなく人間力にも惹かれ、どんな人たちが関わっているのか、ぜひ足を運んでみたいと思いました!
中川さん)今後パートナーをつくっていく中で、組みたい相手が食いつくような実績をあらじめつくっておけるといいですね!
5チームプレゼンが終わったところで、休憩タイム⏳
今回も5時間という長丁場でしたので、おやつタイムをご用意。大子町にあるコーヒーと家具のお店「hajimari」の和田まりあさんがコーヒーを淹れに来てくださり、おいしいコーヒーとおやつとともに交流を楽しみました☕️
さらに、リーダーとしても参加しているまちのこ団が届けてくれた “子どもから大人まで楽しめる「あそび」をたくさん積み込んだあそび場” は、子どもも大人も集まり大盛況でした✨毎回準備をしてみなさんをお待ちしておりますので、子連れの方もお気軽にご参加ください!
ここからは後半戦!残り5チームのプレゼンを紹介します。
🪵 チームいい木もち|株式会社八千代商事 福地 美喜さん
「県北地域の森林を次世代に繋ぐ」
「茨城県産の木材を使ってものづくりをしたい」と思い、アイデアソンに参加しました。チームで話し合いを重ねる中で、八千代商事が目指すところが見えました。それは「間伐材を有効活用し、森林循環を加速させる」こと。
みなさんにファンになってもらえる遊び心ある事業を、アイデアソンの期間内に実際に動かすところまでやり遂げます!
実際に動かすにあたって、3つのチームをつくり取り組んでいます。
【チームHACHI】スウェーデントーチをつくる!
toBからtoCへの販路拡大のきっかけにしたいと思い、スウェーデントーチをつくることに。日立市の杉の間伐材を余すことなく活用できます。
木の間伐からプロダクトづくり、そして消費者まで届ける。この一連の流れを全て八千代商事が担うことで、茨城県北地域の林業に新しい流れを起こす事業を目指します!
【チームあつまれ!今橋の森】森と親しむ体験パーク
高萩市にある今橋の実家の森を使って、イベントやアクティビティができる場をつくります。目的は、森と地域の人をつなぐことで県北地域の森へ関心を高めることです。アイデアソン終了後も持続可能な事業にします。「俺の森にみんな来いよ!」
【チームCSF】カーボンストックファニチャー
代表である福地秀太郎が東京ガスコミュニケーションズ株式会社と共同して「カーボンストックファニチャー」という家具を販売します。目的は、カーボンニュートラルを目指した経営に取り組んでいく姿勢を見せることにあります。
小野さん)アイデアソンで最も大事なの行動。企画全てが具体的ですでに始まっていることが、すばらしいと感じました!
西野さん)アクティビティのブームがきているので、スウェーデントーチはこれから流行りそうな市場です。そこで、なるべく早く売り出すことと他との差別化を図ることが大事になってきます!
🐡 チームまえけん|株式会社まえけん 前田 賢一さん
「大人のおさかな文化祭」
株式会社まえけんでは、飲食業と製造業と魚卸業を行っています。
【飲食業】大津港駅から歩いて行ける距離に「食彩 太信(だいしん)」というお店があり、まえけんさん自身も板前として料理を提供しています。
【製造業】自社に工場があり「鮟鱇ひとすじ」「たこひとすじ」「しらすひとすじ」を製造販売しています。(今回おやつとして持ってきていただく予定でしたが…残念!)
【魚卸業】大津港海鮮問屋「やま七」を運営し、大津港の魚市場を中心に地魚の買い付けをし卸しています。
#1〜3では「ひとすじシリーズ販売方法の発展」「水産加工新商品の開発」「魚卸業の販路アイデア」をテーマにアイデア出しを行ってきました。チャレンジャーのアイデアに対してリーダーがすぐにアクションし、さまざまな課題がどんどん解決していき…今後アイデアソンでやるべくことについて再度考えました。
そこで、チームで試食会を実施。まえけんさんの想いや考えを聞き、改めて「まえけんさんってすごいひとだな」と実感。「まえけんさんの魅力をより多くの方に知ってもらうためにはどうしたらいいか」を新たなテーマとして掲げました!
#5からチームまえけんで取り組むのは「大人のおさかな文化祭」です。
まえけんさん自身が高校時代の文化祭での原体験に非常に影響を受けているという話から、このような名前に決めました。今後は、魚を通したイベントを開催することを企画の中心に据えてアイデア出しを行っていきます。
「株式会社まえけんが考える。うおっ!イベント」のコラボパートナーを募集します!
【当日参加できなかったまえけんさんからのメッセージ】
こんな、いろいろとやっておりますが
私は大津港やいわきの地魚をもっと広めたいと考えています。
そうすれば、地域の活性化や漁師さんたちの不安を取り除けると思い
頑張っている毎日です。
よろしくお願いいたします。
西野さん)魚に関する知識が豊富なまえけんさんだからこそ、地域の地魚について学べる機会を創出できるといいなと思いました。
中川さん)まえけんさんの力が分散してしまわないように、イベントの目的と軸をしっかりと定めて進めてほしいなと思います。まえけんさん自身が表に出て、キャラクターを出していくのもいいかもしれないですね!
👫 チームうずまき|合同会社Emmagination 大川 貴世美さん
「楽を創る 楽を感じる 楽を拡げる」
「環境による機会損失を減らし、誰もが平等にチャンスを掴んでいけるような社会をつくりたい。それをサポートするようなサービスをつくりたい」という想いを持ってアイデアソンに参加しています。
合同会社Emmaginationでは、オリジナルのタスク管理ツールを提供しています。それを常用すると、逆算思考が身につくだけでなく時間を生み出すことができるようになります。
このサービスを展開していく上で最初にぶつかった課題は「どういった方法でサービスを展開していくか」です。ノートを使うのか、アプリやブラウザーを開発するのか。それを使ってどのように展開していくのか。
チームでアイデア出しをし「既存のノートを活用して訴求させていこう!」という方向性に。
では、既存のノートの課題は何か?
・愛用者が少なく、認知度もまだまだ低い
・使ってみないと魅力が伝わりにくい
・どこにでも届けられるからこそ、ターゲットが広がりすぎてしまう
自分で出版した本の読者層を分析したところ、40〜50代女性の主婦層や起業家層が多いことがわかりました。そこで、一定評価をいただいている既存の読者層にまずは届けていくべく、準備を進めています。
また、実際にうずまきタスクを使ってスタッフ研修をしてみて、ユーザーの声を聞きにいきました。「人生設計や業務管理、話し合いなどのコミュニケーションツールとして使える」「プライベートが充実して、自己肯定感を高められる」という声をいただきました。
これらの情報をもとにメインターゲットを設定。
「時間に追われてて自分の時間が欲しい20〜30代のフリーランスの女性」に向けて届けていきたいと思います!そして将来的には、教育の領域に食い込んでいって、子どもたちにも届けていきたいと考えています。
関口さん)今後資金調達をしていく上で、損益の見通しを根拠づけてしっかり説明できるかどうかによって、どこからどう調達するかをしっかり考えていただけるといいなと思います。
菅原さん)ツールは今無限にあるので、浮気しやすくなっています。愛着をつくったり記録を振り返ったりできる仕掛けが大事になってくると思います。
🍎 りんご組|合同会社フジタアップルオーチャード 藤田 史子さん
「絵本のようなりんご園」
これまでのフジタアップルオーチャードでは、ひたすらにいろんなことにチャレンジしてきました。今回アイデアソンに参加してアイデア出しを行う中で「絵本のようなりんご園を実現する!」というビジョンを掲げることで、目的を持ってやりたいことにチャレンジしていくことにしました。
りんご園を中心に「飲料の製造販売」「宿泊施設の併設」「アートとのコラボレーション」「BBQの実施」など「他のりんご園ではなかなか見られないことをフジタアップルオーチャードでやることで、既存のりんご園にはない空間をつくり出したい」と考えています。りんご園に来てくれた人が現実世界から離れてワクワクとリラックスを体験してほしいという想いから「絵本のようなりんご園」を実現します!
ここでしかできない体験をつくり出すために「ワクワクできる体験を生み出す」「また来たいと思えるリラックス空間をデザインする」ことを目標にアイデア出しを行っています。
【ワクワクできる体験を生み出す】
1)SDGsを体験できるワークショップづくり
2)人と人が出会い交流できる場づくり
3)りんごの魅力を伝えられるコンテンツづくり
具体的には…
・りんごの皮、木、枝を使ったワークショップの実施
・ヨガの実施
・BBQのリノベーション
【また来たいと思えるリラックス空間をデザインする】
1)おいしいりんごの提供
2)過ごしやすい空間デザイン
具体的には…
・カフェの実施
・宿泊機能の整備
・それぞれの共通コンテンツが共存する空間デザイン
ワークショップの実施準備、BBQサイト環境整備、学生アルバイト募集を12月までに実施。アイデアソンの中でアイデアが出たシードル製作は、引き続き行っていきます。
最後にInstagramのフォローをお願いします!!
中川さん)Instagramアカウントを見たら4割犬なんですよ!これは犬を使って他と差別化していけるのではないかと感じました。
小野さん)これを本気で実現するのであれば、かなりのお金がかかると思います。それを理解した上で行動することに尽きるなと。リスクを抱えないとビジネスの成功はなかなかないので、ぜひこのビジョンを実現してほしいなと思います。
チャレンジャー)絵本を作ったりメタバースでりんご園を運営したりするのも面白いなと思いました!
🌸 チーム生きそう|いばそう企画有限会社 林 三弘さん
「人生の設計って、終わっていますか?」
「どのように人生を設計していくのか?」をテーマにアイデア出しを行ってきました。
まずは、いばそうの特徴を紹介します!
① ほうむる式
火葬場へ行く前の最後のお別れの場「葬る式」。すばらしい式だということで、東京から企業が見学にいらっしゃることも。仮想で実施したにもかかわらず、泣いていた方もいらっしゃいました。
② 会員システム
「いばの会」の会員になると、料金が安くなったり特典がもらえたりします。
③ 事業運営
各種イベントを実施したり、直営のお花屋さんや葬儀ホールを所有しています。
また、葬儀終了後には無記名アンケートを実施。75%のお客様からご回答いただき、99%以上のお客様から高評価をいただいています。
いばそうでは「日本一へのチャレンジ」を掲げています。
1)ホール数 日本一
2)喪主(家族)の満足度 日本一
3)参列者の満足度 日本一
4)従業員の満足度 日本一
5)故人(生前、死後)の満足度 日本一
アイデアソンでは特に「故人(生前、死後)の満足度 日本一」をテーマにアイデア出しを行ってきました。満足度を上げるためのアイデアとして「生きるの玉手箱」をつくることに。玉手箱の中に「NEXT LIFE シート」「写真・動画・音声」「記念・思い出の品」を入れたいと考えています。「NEXT LIFE シート」とは、エンディングノートの進化版で60,70,80…と歳を重ねるごとに中身を変えていき、次の節目にやりたいことを考えて書き記し人生の設計図をつくっていただくものです。
現時点では、以下のことに取り組みたいと考えています。
◎「生きるの玉手箱」に骨壷の桐箱を使用。まずはいばの会会員対象の特典に入れ、最終的にはシステムとして確立し他葬儀社及び他団体に波及させたいと思っています。
◎ 聞きしるしアドバイザーからのヒアリングにより、一緒になって「NEXT LIFE シート」をつくり上げていく仕組みをつくります。さらに「聞きしるしアドバイザー」資格取得を教育プログラムとして整備し、パッケージ化したいと考えています。
最後に…
☆「聞きしるしアドバイザー」に代わる素敵なネーミングを考えてほしいです!
☆ 新しいチャレンジャー、いつでもウェルカムです!!
☆ スナックいばそうを定期的に開催しているので、ぜひご参加ください!!!
小野さん)「NEXT LIFE シート」は死に向かうまでを前向きに変換されていて、葬儀の話ですが前向きになれるプランだと感じました。
菅原さん)遺言じゃなくもっとラフなカタチで、故人の価値観や遺志を遺せる仕組みがあるといいなと感じました。
7月から始まった県北BCPアイデアソンも早4ヶ月が経とうとしています。リーダーだけでなくチャレンジャーのみなさんも自分事として考え、イベント時間以外にも集まったり連絡を取ったりして取り組んできました。
その折り返し地点として開催した中間報告会は、開発中の事業を整理し発表することでこれからの道筋が改めて示される機会となりました!最後にコメンテーターのみなさんからいただいた総括を紹介します。
実際に現地に来たときの温度感がすごく、各チームそれぞれの想いを知ることでファンになっていきました。10個の熱量がこれからどう変化していくか楽しみですし、1月の最終報告会にはどう変化しているのか楽しみです!
事業計画を作ることは本当に大変なことだと思います。作り手の主観で組み上がっていってしまうケースを多く見てきていますが、チームみんなで客観的な目線でつくっていくことが肝心です。みなさんの計画が無事スタートを切れますことをお祈り申し上げます。
各チームのみなさんが「出会えてよかった」と思っているのではないかと思います。10チームそれぞれが素敵なのですが、県北BCPアイデアソンに参加したみなさんが出会えたことも運命だったと思います。いろんな形で助け合ったり応援し合ったりして、チームを超えたつながりにも期待しております!
プレゼンを10チーム聞かせていただいて、僕自身も刺激になりました!僕から伝えたいことは2つあります。
① プレゼンは内容が全てではない
② 正しいことよりも楽しいことの方が人を巻き込みやすい
これら2つのことをちょっと意識してもらえると、最終報告会でガラッと変わってくるかなと思います。楽しみにしています!
会場に入ってきたときの熱気と10チームそれぞれに支援者がいることは、ものすごくすばらしいことだと思います。最終的に大事なのは、最終プレゼンとその先です。答えがない部分なので、これから答えを見つける過程での出会いやアイデアがみなさんのプランをよりいいものにしていくし、ここに集まっているメンバーが茨城県北地域を変えていくひとつの魂になるのではないかと思っています!
ビジネスやビジョンって最後は人の想いからだと思うんです。「絶対にこれをやるんだ!」と成し遂げるパワーが人に乗り移って協力者がさらに増えていき、ひとつひとつ課題がクリアされていきます。でもそれを本気でやろうと思うと、お金などの壁が出てきます。そこから逃げずにどう突き抜けるか。突き抜けた人が社会を変えていきます。
茨城県北地域を巻き込んで、世の中にムーブメントを起こすようなプロジェクトが出てくることを楽しみにしています!今日10チームのプランを聞いて自分のビジネスにも活かせることがあり、自分自身もすごく学びになりました。ありがとうございました!
今回はあくまで “中間” 報告会!
事業実装に向けて、さらにアクセルを踏み込んでいきます🔥
県北BCPアイデアソンは、来年1月までの合計7回実施します。
これまでアイデアソンに参加できなかった方も、ご参加大歓迎です👏ご都合の合う日程にぜひご参加ください!
#5:11/19(土) 13:00~18:00
#6:12/10(土) 13:00~18:00
#7:1/28(土) 13:00~18:00 ※最終報告会として都内で開催予定