【report #78】ほろ酔い学びのクラフトライフ|作り手の想いを知るビール7種飲み比べ
『ほろ酔い学びのクラフトライフ|作り手の想いを知るビール7種飲み比べ』を開催!
10/22(土)にco-enにて、丁寧につくられたクラフトライフシップに耳を傾け、作り手の想いを聞きながらビールを味わうイベントを実施しました🍻
今回は、クラフトビールを通じて丁寧に未来を醸しているおふたりをゲストにお招きし、目眩くクラフトビールの世界をご案内。つくばの地で20年以上スコティッシュパブを運営され、ありとあらゆるジャンルのお酒を提供して来られたBeer & Cafe Engi オーナーの松島さん、そして“人と人を笑顔でつなげてくれるビールをつくりたい”と一念発起し、つくばの歴史や文化にちなんだビールもつくられているTSUKUBA BREWERYの延時さんから、おすすめのクラフトビールについてたっぷりと語っていただきました✨
クラフトビール今昔物語
まずは、松島さんからクラフトビールのこれまでについてお話しいただきました!
今では人気のクラフトビールですが、松島さんはクラフトビールが日本に上陸したばかりのときから扱ってきています。松島さん自身が提供するクラフトビールを選ぶ上で、大事にしていることやこだわっていることを語っていただきました。10分では収まりきらないくらい、たっぷりお話しいただきました。
松島さん&延時さんおすすめ!7種のクラフトビール飲み比べ
1杯目)忽布古丹醸造【ハーベストピルスナー】
上富良野にある忽布古丹醸造の醸造所から車で10分の距離にある契約農場で育てられたホップ。2022年8月下旬から9月上旬の2週間のホップ収穫期間にだけ採れる「生ホップ」を、乾燥させることなく100%使用したビールが【ハーベストピルスナー】です。
ピルスナーならではの清涼感ある味わいに、採れたての生ホップからもたらされる「柑橘類」「採れたばかりのハーブのような瑞々しさ」を掛け合わせた最強の味わいが特徴です。
2杯目)つくばブルワリー【常陸の不死鳥ライスセゾン】
つくば市小田で拘って育てられ、つくば市の特産品である「常陸小田米」を使用した、爽やかな飲み口のセゾンビール。
3杯目)志賀高原玉村本店【IPAフレッシュホップ】
【IPAフレッシュホップ】の品種は、カスケードを中心にウィラメットと信州早生が使用されています。今年収穫したばかりの自家栽培のホップを収穫してから1時間以内に釜へ投入するため、乾燥させていない生ホップならではの瑞々しい味わいが魅力です。
4杯目)つくばブルワリー【TSUKUBA Chardonnay Belgian】
つくば市のワイナリー「つくばヴィンヤード」のシャルドネを使用したフルーツベルジャンスタイルのビール。ベルジャン特有の甘いスウィーティーさとワインのようなアロマも合わさって、心地良い苦味と葡萄の酸味も楽しめます。
5杯目)麦雑穀工房【小川ポーター(リアルエールver.)】
6杯目)つくばブルワリー 【TSUKUBA Black Berry Ale】
つくば市大曽根にあるVAN SICKEL FARM TSUKUBAで、無農薬で育てられたブラックベリー果汁を使用したエールビール。
ブラックベリーを育ててるトムさんと一緒に醸造氏が一つずつ手摘みして新鮮なうちにプレスした果汁が、程よい苦味と甘味、ベリーのアロマを感じさせてくれます。秋の夜長にゆっくり楽しんで頂きたいビールに仕上がりました。
7杯目)志賀高原玉村本店【ラズベリーブラウン・木樽熟成山伏】
約5年間木樽で発酵・熟成させたブラウンエールに、無農薬自家栽培のラズベリーをふんだんに加え約4か月間。再度発酵したのち瓶詰め。そこから、さらにおよそ21か月の瓶内(4次!?)発酵/熟成。何と仕上がりまでに7年もの月日をかけたとんでもないビールです。
クラフトビールは地域に何をもたらすか
7杯のクラフトビールを味わった後に、延時さんから地域におけるクラフトビールの存在についてお話しいただきました。「なぜつくばでビールづくりを始めたのか?」「これから何をしようとしているのか?」など、ビールづくりを通じたまちづくりについて延時さんの考えをお聞きしました。
ゲストを質問攻めにする時間!
最後はおふたりへの質問タイム⏳
「おふたりが考えるクラフトビールの定義は?」「おいしいビールをいれるための条件は?」「酔いやすいときと酔いにくいときはあるのか?」など、ビールに関するマニアックな質問が飛び交い、おふたりとも答えに困るくらい難しい質問も…!
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました🍻
来月もco-enイベント開催予定ですので、お楽しみに…!
株式会社しびっくぱわー 中井 遥