NEWS

  

新たな繋がりをつくるため、全員の1分自己紹介からスタート。みなさんがどんな活動をされていて、どんな想いでセミナーに参加してくださったか、お互いに知ることができました。

 

全員からの自己紹介が終わったあとは、1分活動ピッチを実施。県内で社会活動を行っている方3名から、その活動について1分でご紹介していただきました。
 

参加者のみなさんについて知れたところで、ゲストトークをスタート！まずは、有限会社モーハウス 光畑 由佳さんから、ご自身の活動とそこに込める想いについてお話しいただきました。

 

電車内での授乳の経験から『着る授乳室＝授乳服』を開発した光畑さんからは「社会課題の『解決』とは？」という投げかけをいただきました。その問いに対しての光畑さんの答えは「常識を壊すこと」。モデレーター堀下が『20年早かった起業家』と表現しましたように、光畑さんは、早い段階から授乳パレードや子連れ出勤など、革新的な活動をされてきました。さらにその先で「『驚き』を意識改革へ繋げ、会社に子どもがいる状態を『驚き』ではなく当然のことにしたい」と、目指すイノベーションの姿を共有いただきました。

 

NPO法人パブリックマインド 公山 倫子さんには、オンラインで登壇していただきました。

 

前職で事業開発を経験し、現在はベンチャーキャピタルに勤務。億単位の資金で起業家を支援する一方、身の回りで行われている社会活動で「お金が足りない」「人が足りない」という実態を目の当たりにしたことから「自分にできることをやろう」と4名でパブリックマインドを設立。ビジネスの世界の知見と人脈という強みを社会活動に生かそうと考えたそうです。今年の8/29、社会的投資ファンド『Public Mind基金第1号 』と『「副業で社会貢献を！」実現するスキーム』を発表。人材と資金がサステナブルに回る社会を目指して活動されています。「社会活動をするのは当たり前、当たり前のことで幸福を得られるという世の中の循環をつくりたい。」と力を込めてお話しいただきました。

 

トークセッションではお2人の社会課題への気づき方について話が盛り上がりました。光畑さんは「世の中への怒りや諦め、仕方ないと思っていることを気づきと捉えることができる。」と話します。自身が授乳に注目した際には「私と同じ課題に悩んでいる人が日本に30人くらいはいるんじゃないか？」と考え行動を起こしたと言います。

公山さんは「これまで課題に気づいていなかった方に何か働きかけて、価値観を変えるということは難しいのでは？」と話します。それに対し光畑さんが「私も気づかないタイプでしたよ。」とコメント。そこからディスカッションが起こり「誰しもいずれ身近な課題に気づく瞬間、その課題が『自分ごと』になる瞬間が来るのではないか」という考えをお話しいただきました。さらに公山さんは、気づきを生むためには活動の情報発信が大切だと付け加えました。
（※情報発信のやり方については、社会活動デビューセミナー#3で取り上げます。）

 

ネットワーキングでは、まったく違う分野で活動する方同士の交流が生まれました。オンラインでもオフラインでも話が尽きない時間となりました！

 

トークの内容はNPO法人ちいきの学校の小堀 幸子さんと生江 教代さんにグラフィックレコードでわかりやすくまとめていただいているのでご覧ください！