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私たち

  • 2022/04
  • 2023/03

Yumi

2022年4月〜2023年3月
事業部 兼 広報部/
理学博士(物理)

卒業のコメント(2023/3/31)

Prolife
2022年総合研究大学院大学素粒子原子核専攻修了(理学博士)。中学・高校理科教職免許第1種。プレFD受講。
大学院在学中に「粒や」を立ち上げ、アクセサリーや実験教室を通して科学の楽しさを伝える活動を開始。科学イベントの企画運営・登壇などを70本以上行う。2020年7月よりTsukuba Place Labのスタッフを務め、毎月のイベントの様子を動画で発信。座右の銘は「とりえずやってみる」「迷ったら楽しい方へ」。
大学院在学中に「粒や」を立ち上げ、アクセサリーや実験教室を開始。「ゆーみるしー」名義で科学の楽しさを伝える活動を実施。

謎を解き明かす楽しさを、みんなに届けたい

高校時代に物理のテストで13点を取ったことがある私ですが、『神の素粒子』という本との出会いから科学へ興味を持ち、大学院では素粒子物理学の研究室に所属。そして博士号取得にいたりました。

そんな私が思う科学の魅力は、「突き詰めて考える」「知っていることから知らないことを解き明かす」ことの面白さ。例えば、「光の速さ」「光は1秒間に地球を7周半回る」という情報から思考を進め「地球の円周」を導き出すプロセスは、知的好奇心を刺激します。

手を動かす実験にも楽しさがあります。例えば、ホウ砂を使ったスライムづくり。初めは思い通りの固さにならないし、あえて手順を守らないことで、予想もつかない結果に出会うこともあります。そこから始まる「なぜ?」を探究するプロセスも、科学ならではの楽しさ。

これからしびっくぱわーでは、私の知見を活かし、科学的思考の基礎となる要素を伝える実験教室「こども やってみる研究室」「おとな やってみる研究室」を開催します。この実験室では、疑問や発見、「分からない」という気づきを大切に、日常に潜む科学を楽しむ機会を創出します。

研究室の外でも疑問と発見に溢れる楽しい科学。第一線で活躍する研究者には敵いませんが、「つくばで科学といえばゆーみるしー」と言われるぐらい、皆さんに科学の楽しさをお届けできる人になりたいです。

楽しそうなこと全部トライしたい!

博士号を取得したのに研究者の道を歩まないのはもったいない、と思われるかもしれません。でも私の中で博士号とは、「面白そう!」と思ったことを、指導教員や先輩たちのアドバイスを頂きながら大学院で研究し続けて得た結果。私の中にたくさんある「こんなことやりたい」という想いの一つを実現した証ですね。

私が販売しているオリジナルのネックレスも、そんな気持ちを実現した証の一つ。「こんなの作りたい!」という自分の想いを人に話したことから始まり、「いいね!」と言ってくれる人が現れ、アイディアをプレゼンする機会に恵まれました。そして製造に必要な資金を支援する投資家に出会い、製品化を実現。

私の「やってみたい」気持ちに対して、後押ししてくれる人がいたことで生まれた展開は、他にもたくさんあります。今でも「楽しそうなこと全部トライしたい!」という気持ちに溢れていて、死ぬまでに全部実現したい勢いですね。

Writer

佐野匠
インクデザイン合同会社 ライター・フォトグラファー

はたして皆様のパワーを受け止めきれるだろうか!?と思いながら挑んだインタビューと執筆。案の定、しびっくぱわーさまの熱に終始飲まれておりました。
それでも、スタッフさんそれぞれが抱く「応援」「成長」「チャレンジ」への熱意に煽られ続けたことで、私自身も熱くなってきました。執筆を終えた今でも、「そうだ、そうだ、やりたいことがあるんだ!」とソワソワしているところです。
執筆にあたり、何度もお話の時間を頂きました。おかげさまで、スタッフのみなさまを以前より身近に感じることができて、ちょっと嬉しかったです。そして、みんなもしびっくぱわーさまの熱に飲まれてみたらいいんじゃないか!?としみじみ感じておりました。