【report #90】寄付月間目前! Learning for All 安次富さんから訊くパッション、キフカッション。
11/26(土)にオンラインで、子どもの貧困や寄付の在り方を学び、考え方と行動の幅を広げるイベントを実施しました🎉
子どもの貧困は「課題の見えづらさ」「継続的なアプローチの難しさ」「仲間とリソースの不足」などが原因で、解決するのが難しい問題です。そんな中で、子どもの貧困に当事者意識を持つ仲間を増やすために、本イベントを開催しました!
寄付について最近の動向や子どもの貧困をお話しいただくべく、子どもの貧困の本質的解決を目指す認定NPO法人 Learning for All(以下LFA)子ども支援事業部 エリアマネージャーの安次富さんをお招きしました🙋
🚩 安次富 亮伍さん(LFA 子ども支援事業部 エリアマネージャー)
1992年沖縄県生まれ。つくば市在住。
琉球大学大学院人文社会科学研究科 人間科学専攻(人間行動教育研究領域)を卒業する。
出身の沖縄県で大学在学時から不登校や子どもの居場所の支援に参画。その後、北大東島の公立小学校教員や子どもの居場所事業のマネージャー職を経て、2021年8月にLFAへ入職。
先日は北大東島に帰り、働いていたときに受けもっていたクラスの生徒が中学卒業というタイミングで再会した。
趣味は、居酒屋めぐりとスポーツ。
前半は「寄付で創る、より良い社会」と題して、LFAの活動と子どもの貧困の特徴、寄付の必要性を話していただきました!後半は、キフカッション(寄付×ディスカッション)を実施し、子どもの貧困や寄付の在り方を学び、考え方と行動の幅を広げました!
日本は7人に1人が貧困状態
貧困が大きな社会課題となっている日本で、子どもの貧困の本質的解決を目指す団体がLFAです🙋♂️LFAは、子どもたちひとりひとりに向き合い、地域で支える仕組みを全国に広げています。社会を変えるため課題の普及啓発や人材育成、政策提言に取り組んでいます。
安次富さんから「LFAでは子どもが望む一般的な教育を受けられる環境をつくっていく」と熱いパッションを語っていただきました👩🏫
「地域協働型⼦ども包括⽀援」の実践
貧困の子どもが放つメッセージを取りこぼさないように、地域のあらゆる⽴場の⼤⼈たちがネットワークをつくります🏘️⽀援が必要な⼦どもを見逃さず、早期に見つけて支える。成⻑段階に合わせ、必要なサポートを6〜18 歳まで切れ⽬なく行う。そんな「地域協働型⼦ども包括⽀援」を、LFAは展開しています!
なぜ寄付が必要なのか?
団体の努⼒だけでは解決できない課題があります。だからこそ、寄付が必要なのです!
子どもの貧困という課題に対して、ここまで読んで「かわいそう」「自己責任」で終わらせるのではなく、当事者意識をもってアクションする仲間になりませんか💪
・職業上のスキルや専門知識を活かして取り組むボランティア活動
・子ども食堂や居場所支援などのボランティア活動
・ネットワークを用いた情報拡散
・寄付金や寄贈での支援
などなど、できることは多くあります。
地域のひとりとして、時間・お金・労力などを社会をより良くするために寄付してみませんか👨💻
寄付×ディスカッション=キフカッション
安次富さんからLFAの活動内容と寄付の現状を伺った後に、キフカッションを開催しました✨キフカッションとは「寄付」と「ディスカッション」の造語で、みんなで寄付についてディスカッションし考えを広げることです。子どもの貧困の現状を知ったうえで、貧困の子どもへ「かわいそう」で終わらせるのではなく尊重する気持ちを持って向き合い、継続できる寄付のしくみや、だれもが望む教育を受けられる社会について考えを広げました👨🏫
キフカッションをした参加者の声📢
キフカッションに参加していただいた方の感想をご紹介します!
🙋「つくばにLFAがあるとは知らなかったので、より身近になりました。」
🙋♂️「子どもの貧困について、まだまだ知らない現実がたくさんあると感じました。大切なことは、社会にあるいろんな課題を知るように心がけ、無理のない範囲で配慮が必要な人に配慮することだと思いました。」
🙋♀️「自分ではどうしようもない経済的な問題を抱える子どもたちを支えるために、もっともっと多くの方に身近な問題として知ってもらうことが大事だなと改めて感じました。」
🙋「『貧困の連鎖を改善するために、当事者意識をもって関わっていくことが大事』と安次富さんがお話ししていたことから、子どもの環境改善が社会をより良くすることにつながると当事者意識を持つことができました。」
🙋♂️「自利利他円満。本質はそこでしかないと感じました。」
🙋♀️「日本人の寄付に対する認知、考え方、捉え方など、さまざまな課題がある中で、新しい文化をつくることが必要だと感じました。」
きたる12月の寄付月間に向けてできること「わたしの、みんなの寄付月間アクション宣言」
寄付月間に向けて自分にできることを、参加者のみなさまに宣言していただきました!
📣「今年の総決算としてお金の使い方も考えたいです。」
📣「『大人として(市として)、子どもたちが、年に1回でも寄付を考えられるような機会をつくれないか』というお話を聞いて、気になっていた『寄付カードゲーム』のファシリテーションができるようになろうと思いました。2023年度に入ってからですが、何かやります。
」
📣「12/11は、役所の一員として動けることいろいろありそうです!」
📣「12/11(日)に私たち『つくば子ども支援ネット』の支援活動について少しでも知ってもらえるようにする。」
📣「社会がより良くなるために、子どもの環境がより良くなること、そのためにできる小さなことを探して行動したいと思います!」
📣「僕は、寄付、ボランティアが当たり前。僕にできるのは、1人でも多く寄付に賛同してくれる、理解できる人を増やすことしかないです。」
📣「寄付文化のデザイン設計。ナッヂを用いた、寄付をしたくなってしまうように誘導できる仕組みをつくりたい。」
寄付という小さいけれど確かな1歩を通して、だれもが教育を受けられる社会をディスカッションする機会になりました!次は、寄付月間中の12/11(日)に子どもの貧困に関するイベントを行います🎉
12/11(日)13:00〜15:00『寄付と教育とSDGsと|誰一人取り残さない世界を目指して』への参加者を募集中です🎉
本イベントでは4つの企画を実施します🔥
① スペシャルゲストとして、認定非営利活動法人Learning for All 代表理事 李炯植さんと公益財団法人 日本非営利組織評価センター 業務執行理事 山田泰久さんをお招きし、パネルディスカッションを実施します!
② 実際にこどもの未来を描くサポートをしている団体から活動ピッチをしていただきます。オープンマイクの時間も設けていますので、飛び入りピッチも大歓迎!
③ つくば市や近隣地域の子ども食堂や子ども支援拠点に通っているこどもたちへプレゼントを届けます。我々の想いに共感してくださった方々にご協力いただいております!
④ フードパントリーを実施し、食品を無料配布いたします!
2時間の中にさまざまなコンテンツをぎゅぎゅっと詰め込んだ豪華なイベントとなっております。みなさんぜひお気軽に、co-enにお越しください😊