【report #121】県北BSS 第2回『キャッシュポイントの作り方』
6/30(金)に開催した県北Business Start School 第2回『キャッシュポイントの作り方』の様子を紹介します!
県北Business Start School(県北BSS)では、茨城県県北振興局主催のもと、県北地域で新たに起業する方を対象とした起業スクールを開校しています!合言葉は「Exploring KENPOKU!!」。本スクールでは、県北地域でのビジネスアイデア創出方法やキャッシュポイントの作り方、資金調達方法など全7回のカリキュラムをご用意しております。
第2回となる今回は「キャッシュポイントの作り方」をテーマに、一般社団法人ソシオデザインの大西正泰さんをお招きしました!地域に根ざしたビジネスをつくる上で、収益を生み出す方法を伝えていただきました。さまざまなテーマで参加者同士によるディスカッションを多く行い、大西さんと参加者が対話を重ねるインタラクティブなセミナーとなりました。
まずは、プレイヤーピッチ!
今回は、日本政策金融公庫日立支店の関口さんと高萩市地域おこし協力隊の柴田さんにお話しいただきました。
▶ 関口 肇さん(日本政策金融公庫 日立支店 融資課長)
公庫は、地元の民間金融機関の補完的な役割です。地元で長く事業を行う上で、柴田さんは地元の金融機関と協調融資、借り入れを行いました。それはつまり、第三者に計画書を見てもらえるということです。適切な借り入れはプラスにつながっていきます。
▶ 柴田 昇平さん(高萩市地域おこし協力隊)
バーテンダーをするために東京へ出て、子どもが生まれたことを機に県北に戻りました。2022年3月から高萩市地域おこし協力隊としてキッチンカーをメインに活動してきました。任期が終了したら、次郎系のラーメン屋さんを始めます。
ラーメンが好きなんです。微力ながら他の市からも来てもらえるように、ラーメンを通じて高萩の魅力を伝えていきたいです。
身近にある人気の飲食店を例にあげながら、大西さんに「お金になる」物事やタイミングをお話していただきました。
キャッシュポイントの作り方は、消費者の安全安心原理を深く理解することが重要。自分の消費行動から安心安全原理に気づくためのワークショップを行いました。「ビジネスにおいて再現性が一番重要なところ。うまく言語化できるようになってほしい。」とのこと。人気のパン屋さんや定食、コンビニのキャッシュポイントの秘密に迫りました。
その後、キャッシュポイントの組み合わせ方を学びました。最初のキャッシュポイントの歯車を良く回すことで、第2、第3の歯車へつながります。顧客がサービスを思い出す購買行動を理解し、お金を払う瞬間を見つけることができるセミナーとなりました!
まだまだ聴きたい!QA / クロストーク
気になることを付箋いっぱいに書いた参加者から質問の手が止まりませんでした!
【キャッシュポイントは最後をイメージしながら作り出すものですか?】
大西さん:2種類います。まずは逆算型。僕は最後のお尻から考えて引きます。できそうなゴールから遡るので、ゴールの設定値が低いと、自ずと大きなビジネスになりにくい面もあります。 2つ目は試行錯誤型。「したい」が先行して、人を巻き込んでいきます。雪だるまのように、回り始めの歯車をよく回すことで成果も大きくなります。
【辞め時の見極め方を教えてください。】
大西さん:僕の場合は、自己資金の撤退ラインを目安にしていました。最初の会社の時は、自己資金が100万円を切ったときですね。撤退のときの微妙なさじ加減は、自己資金を食い潰さずに、自分で取り返せる目処があるかどうかでした。投資にもならず、収益にもつながらなくなった時、撤退を覚悟しますね。
最後のワークは、インスタに載せる集合写真の構図やアイデアを出すこと!記念写真と人を呼ぶ写真は違います。あれもこれも試行錯誤しながら、スクールっぽく肩を組む集合写真になりました!
\Exploring KENPOKU!!/
全7回のカリキュラムを通して、受講生みんなで
県北地域でのビジネスシーズと自身のアセットを探求していきましょう。
詳しくはこちらをチェック!!