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プレゼンテーション特集 vol.1|チーム愛テックファーム【優秀賞受賞】

1/18(土)に開催した県北BCPアイデアソンの集大成「県北BCPアイデアソン2024最終報告会」で、優秀賞を受賞されたチーム愛テックファームのプレゼンテーションをご紹介します。



このプレゼンテーション特集では、県北BCPアイデアソン2024最終報告会に登壇した10チームの活動実績をチームごとに紹介します。今回は、優秀賞を受賞されたチーム愛テックファームよる最終プレゼンを特集します。テーマは『生産者の所得改善を実現する新ブランド「絆」で農業に明るい未来を』です。
*1/18(土) 県北BCPアイデアソン2024最終報告会の受賞者についてはこちらの記事をご覧ください。

 

作るのも売るのもプロフェッショナル

僕は未経験から農業の世界に飛び込みました。5年半でレタスの累計生産販売株数800万株を達成し、売上は8億円を超えることができました。農業の世界では珍しく「作るのも売るのもプロフェッショナル」として、僕は活動させていただいています。この強みを活かして農業に何ができるかを考えて、様々なことに取り組んでいます。その1つが「絆」という取り組みです。これは僕の仲間たちから野菜を相場以上の金額で買い取り、僕が販売リスクを背負って販売をするというものです。現在、絆ブランドでは約800万円分の買取りを行い、ブランドの利益も10%を超えてきました。そんな僕が県北BCPアイデアソンに参加したのは、人との出会いを求めていたからです。そして、この県北BCPアイデアソンで出会ったのが茨城大学の学生サークル「水戸プロ」の学生たちです。

 

学生の未来につながる「0から1を生み出す経験」を

僕は、県北BCPアイデアソンの期間中に、茨城大学の学生たちと絆マルシェ晴耕雨読で開催しました。絆マルシェは、県北地域の14の企業・団体を巻き込んだ “まちおこしイベント” です。県北BCPアイデアソンを通して「学生たちに0から1を生み出す経験をしてもらうことが価値だ」と考えました。そのため、絆マルシェでは僕はメンターに徹し、準備から当日の運営・片付けまでを学生たちに任せました。その結果、約5時間のイベントで10万円の売上をつくることができ、水戸プロにも4万円の利益が残りました。



 

海外進出を視野に入れた新規事業

次に、県北BCPアイデアソンでの人との出会いを活かして僕が行った事業についてお話しします。チーム東京発電さんのさつまいもを仕入れて焼き芋事業を始めました。テストとして、プロモーション・焼き芋づくり・販売の全てを僕が1人で行いました。その結果、週1回・2ヶ月間の販売で、約1tの焼き芋を完売させることができました。営業利益は34.5%を達成し、黒字化させることができました。2025年の春には、焼き芋の加工場の着工が決定しています。2025年10月には焼き芋事業に本格参入し、4ヶ月で1000万円の売上を目指します。そして、2026年の海外進出を視野に入れ、現在、動いているところです。



 

県北地域のさつまいもで茨城県の経済を活性化!

茨城県のさつまいもの農業産出額は全国1位なので、さつまいもを更に売っていくことができれば、茨城県の経済はもっと活発になります。一方で、現在の茨城県内のさつまいもの産地には偏りがあり、更に売上を上げるには現状の栽培面積では難しいという課題があります。この課題の解決のためには新たな農地が必要です。調べてみると、東京発電さんの実績にもあるように、県北地域はさつまいもの生産に非常に適していることがわかりました。県北地域で農地を確保するためには、農地をもっている県北地域の農家さんの協力が欠かせません。8割が専業農家である県北地域の農家の皆さんに安心して協力していただくためには、持続可能な儲かる農業の仕組みが必要です。つまり、持続可能な農業のためには、農地を開拓し、さつまいもの生産から加工・販売までを地域で行うことが必須です。僕は、県北地域の農家の皆さんと連携して動き始めました。今後、僕の活動拠点である高萩市に焼き芋の加工場を設立し、雇用を創出していきます。僕はさつまいもで儲かる農業の副業化を実現し、儲かる農業を未来につないでいきます。



 

\やるぜ、県北!みんな、集まれ!/

10チームのチャレンジはこれからがスタートです!3年間に渡って築き上げてきたBCPコミュニティでは、県北地域でのチャレンジを応援する土壌ができました。これからも、みんなの力で県北を盛り上げていきましょう🔥

次回のプレゼンテーション特集はチームアトリエトモドールです。お楽しみに!