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【report】県北BCPアイデアソン#6|イベントレポート

2024/12/21(土)に開催した『県北BCPアイデアソン #6』の様子を紹介します!

Business Challenge Program(県北BCP)では、新規事業開発を目指したアイデアソンを開催しています。このアイデアソンにて、参加企業であるリーダーの事業開発に関するアイデアを出し合い、参加者であるチャレンジャーとともにみんなで事業開発にチャレンジしていきます!

#6となる今回は、各チーム最終報告会での発表に向けて最終調整。プレゼンの流れを考えるチーム、プレゼン資料をつくり発表の練習をするチーム、方向性を詰めるチームなど、どのチームも最後のアイデア出しの時間を大事に使っていました。イベント時間だけでなく、年末年始の作戦会議を計画しているチームも…!最終報告会がさらに楽しみになる時間でした。

さてここからは、今回参加できなかった方々や当日の様子を振り返りたいという方々に向けて、アイデアソンの様子を紹介いたします!









 

まずは、キーノート「伝わるプレゼンで人の心を動かすポイント」からスタート!

メンターとしてモテアマス三軒茶屋 高野一樹さんにお越しいただきました。高野さんは、茨城県常陸太田市の出身です。大学卒業後に富士通株式会社でデザイナーとして勤務した後、IT系のコンサルティング会社で働かれています。2016年にシェアハウス「モテアマス三軒茶屋」の運営を開始し、シェアハウスの仲間たちと会社を立ち上げ、運営されています。

プレゼンの目的は、自分1人の夢をみんなの夢に変えること
「プレゼンが得意で好きなのではなく、周囲の人を巻き込むのが好き。常に周りの人に思いついたことをプレゼンしている」と高野さん。自分1人の想いを5人、10人、100人の想いにするためにプレゼンが必要です。「〇〇がしたい」と自分の夢を語り「きっと〇〇になるよ」と相手の夢を膨らませるためには、プレゼンにどのような要素を入れていくと良いのでしょうか。今回のキーノートでは、プレゼンの本質は人を巻き込むことという前提に基づき、マインドとスキルの両面から高野さんにたっぷりとお話しいただきました。

論理と感性を融合させる
夢を実現するためのプレゼンには、論理と感性の両方が必要です。「思いつく」と「実現する」の間には壁がありますが、手順を論理立てることができれば夢は実現できます。今回のキーノートでは、夢を実現するためのプレゼンにおける5つのポイントについて、高野さんから解説していただきました。

①なぜ夢を叶えたいのか<感性的・一人称>
プレゼンを聞いている人は「なぜやりたいのか?」という理由が一番気になります。あなたの原体験やあなたが感じている課題を伝えましょう。必ずしもマイナスからプラスに転じなくても良いです。大切なことは “あなたらしさ” です。

②夢を実現する戦略があるか<論理的・一人称>
遠く・広く見通すことができる力を使いましょう!計画を立てられないものは実現できません。「1年後こうなっているために、今何をするか」という事業計画を伝えましょう。スケジュールは細かく立てられるほど良いです。実施体制や協力者について述べることも大切です。また、リスク分析までできている人は少ないので、想定されるリスクやリスクを克服するアイデアまで伝えられると説得力が増します。

③夢を実現しようとしているか<感性的・一人称>
何をしたか、何をしようとしているかがわかるように具体的に伝えましょう。試作品の開発や、競合・市場の分析を行い、他者評価を獲得しましょう。特に、市場の声を聴いているかどうかはとても大切です。行動し、最初の一歩を踏み出していることをプレゼンで伝えましょう。

④誰の夢と重なるのか<論理的・三人称>
応援者、利用者、未来の利用者という他者の視点で夢を語りましょう。将来的にどのようなユーザーに広まって行くかを伝えましょう!

⑤社会にとって、その夢が価値があるのか<感性的・三人称>
市場予測はもちろん、現場の生の声を聴いて伝えましょう。時代のトレンドを踏まえて考えているかどうかもポイントです。社会の流れを根拠として、自分の夢を重ねて伝えましょう!

高野さんから会場の皆さんへメッセージ
「夢」を「問い」に変換すると説得力が増します。1人で見る夢は夢でしかありませんが、誰かと共に見る夢は現実になります。挑戦する時は、小さな失敗をたくさんしましょう。身近な人にこだわらず、遠くの人でも良いので応援してくれる人を1人でも捕まえましょう。「私の夢もそこに重ねられるんだ!」ということをプレゼンテーションで示してあげてください!子どもの無邪気さで夢へ挑み、積み上げるところは大人の緻密さでアプローチしていきましょう!

 

続いてはリーダーから進捗発表!
※どんなリーダーが参加しているかはこれまでの記事をチェック👀✨

🤝 チームシンカゼ

大企業と地域企業のマッチングを進めています。この1ヶ月間の進捗としては、大企業の開拓と地域企業の開拓を進めました。従業員が3万人くらいいる都内の会社と、常陸太田市のある企業とのマッチングが進んでいます。また、前回の#5でチーム茅根電設工業さんからご相談を受けていた副業人材がマッチングし、デザイナーの採用も決定しました!

🥬 チーム愛テックファーム

この1ヶ月間の進捗は2点です。まず、最終報告会についてですが、発表を想定していた内容にトラブルが起きてしまいました!現在内容を練り直しているところです。もう1点は、県北BCPアイデアソンで関わることができた水戸プロの学生さんたちと、未来に向けての話をしています。来年・再来年もイベントができればと思っています。

🎨 チームアトリエトモドール

ギャラリー運営がずっと上手くいっていなかったのですが、県北BCPアイデアソンで出会ったチームの皆さんに知恵を借りて、具体的に改善策を実施しています。この1ヶ月の間に、チームメンバーの皆さんと外回りのDIYを行いました。このDIYはギャラリーから外に対するアピールと位置づけて行いましたが、見事にキレイにできました。

ギャラリー運営を持続可能なビジネスにできるように、最終報告会に向けて準備したいと思います!

⛰️ チームまちグループ要建設

前回までは、コミュニティづくりをテーマに打合せをしていました。御前山ヴィレッジは2025年春にオープンする複合施設です。御前山ヴィレッジでは、飲食・宿泊・農業体験ができます。この施設を活用して社会問題の解決をしたいと考えています。最終報告会では私たちの想いを伝えらえるように、どのような方向にもっていくかを詰めていきます!

🦠 チーム日本苔アート協会

11月に苔アートのワークショップを開催しました。茨城県庁が主催で、60名の方が集まりました。幼稚園生から70歳までの様々な年齢の方々が苔アートを楽しんでくれました。県北BCPアイデアソンで話した内容が役に立ったと実感できるワークショップでした!

☀️ チーム茅根電設工業

ビニールハウスに設置したいと思っていた、電力を全く使わない薄型のソーラーパネルの見積金額と納期が明確になりました。2025年春に設置予定です。また、チームシンカゼの三牧さんに副業人材について相談していましたが、たった1週間で良い方とご縁をいただくことができました!チームメンバーの村上さんのイラストの新作も出来上がりました!

💡 チーム東京発電

農業初年度のさつまいもの収穫が終わりました。さつまいもを栽培するだけで精一杯でしたが、県北BCPアイデアソンで出会えた皆さんのおかげで少しずつ売ることもできました!具体的な課題は、雑草をどうするのか、貯蔵の方法はどうするのか、形の悪い芋をどうするのかなどです。課題について検討し、来年度に向けた計画を立てます!

🥑 チームAMAZING JUICE

アボカド起点のアップサイクル事業を行っています。ジュース屋さんとアボカドスイーツの販売をする過程で出た皮と種を使ったアップサイクル製品の開発も進んでいます。県北BCPアイデアソンでは「アボカドの選び方がわからない」という消費者の課題を解決することで、身近なスーパーのフードロスを減らすことに取り組んでいます。

スーパーのアボカド売り場を改善することをビジネス化したいと思っていますが、課題が多く悩んでいます。既存の事業とドッキングさせて全体的に事業化できればと思っています。最終報告会で何をどう伝えたいのかも含めて、今日でどこまで詰められるかが勝負だと思っています。がんばります!

📣 チーム今橋製作所

前回までのアイデアソンの中で、県北地域の経営者のためのコミュニティづくりについて考えていました。まずは、製造業に着目したコミュニティをつくることを最初の具体的な目標として固めました。今回のアイデアソンは、事業プランを形にする時間にしたいと思います!

🥛 チームCORIN

チームメンバーにお店に来てもらって試作品も食べてもらいながらアイデアをまとめました。ミキを使った商品の販売方法や販路について新たなアイデアや目標が見えてきました。ドリンクとしてのミキを形にしたいと考えています。また、県北BSSセミナー#5に参加し、明利酒類株式会社の加藤さんの講演を聞きました。「つくりたい!」という情熱が一番大切だと加藤さんからも言われました。

最後に、ミキの伝道師と言われる方がいるのですが、12月後半に笠間市でその方のワークショップがあるとわかりました!実際にワークショップに参加し、その方に会ってきます!

 

各チーム、最終報告会に向けてアイデア出しに一層熱がこもっていました🔥








 

今回もまちのこ団のあそび場をお届け!

子どもたちも5時間汗だくになってあそび尽くしていました!次回、最終報告会の舞台となる渋谷にも、まちのこ団のあそび場をご用意します🧸





 

最後に、今回の進捗をそれぞれのチームから発表!

⛰️ チームまちグループ要建設

御前山ヴィレッジの方向性についてアイデア出しをしました。御前山ヴィレッジで働く予定の方や地域の方へ何をどのように伝えると良いのかを話し合いました。また、農業・手打ちそば・サウナなどのレジャー施設の体験の流れを共有しました。最終報告会では、まちづくりをメインに据えてプレゼンテーションをする予定です。挑戦的な話も入れて最終報告会でお話ししようと思います!



 

🥑 チームAMAZING JUICE

※チームメンバーの大平さんからの進捗発表でした!

県北BCPアイデアソンの振り返りをしました。スーパーの実証実験で、アボカド売り場の改善が実際にできていると結果としては見えてきています。しかし、売り場の改善ができる人が齋藤さんだけではダメだという話になりました。アイデアソンの期間中にアボカドマイスター制度についても検討してきましたが、知識を持っている人を増やすためにコミュニティづくりをしたいという話になりました。オープンチャットを利用したコミュニティづくりを検討しました。具体的には、アイデアシートを使ってコミュニティづくりのために何をやるかをアイデア出しをしました。キーワードは美容意識と健康意識です。リアルの場も使いながらアンバサダーになりそうな人が出てきたら良いと考えています。最終報告会では、自分たちの目的をしっかりと伝えていきたいと考えています。ビジョンと目的を固めて最終報告会にもっていきます!



 

💡 チーム東京発電

今回のアイデアソンは、農業を1年間やってみて出てきた課題を共有することからスタートしました。アイデア出しの中で一番意識した点は、さつまいもを売ってるだけでは安い値段でしか売れないので、付加価値をつけていくにはどうするかという点です。結論として、コミュニティをより強くして私たちのことをもっと好きになってもらおうと考えています。私たちが農業を始めたきっかけは、地元の方たちとのつながりを大切にしたいという気持ちからです。私たちの頑張りをどんどんSNS等の媒体で発信していって私たちのことを知ってもらい、好きになってもらって、買ってもらいたいと考えました。今回話し合った内容を会社に持ち帰り、相談します。来年度取り組む内容をよりブラッシュアップした上で、最終報告会では発表できたらと思っています。



 

🎨 チームアトリエトモドール

※チームメンバーのみどりさんからの進捗発表でした!

昼下がりのサロンアトリエトモドールです。今回用意した紅茶は4リットルでしたが全て空になりました。おやつはマドレーヌとクッキーでした!ギャラリー朋は2025年2月に5周年を迎える予定です。2025年4月から12月までの予定は個展開催で全て埋まっています!
県北BCPアイデアソンに参加するようになって、リーダーの朋さん自身が大きく変わりました。非常に良い変化が次々と起こり、幅広いつながりができました。作家さんにも自らアプローチできるようになりました!より良いギャラリー運営ができるようになりました。最終報告会の発表もどうぞ楽しみにしていてください!



 

🥬 チーム愛テックファーム

「県北BCPアイデアソンには、リーダーとして出ているが、チャレンジャーとしても参加したい」と最初から公言していました。今回のアイデアソンでは、最初から最後までチャレンジャーとして参加することができました!チームAMAZING JUICEチーム東京発電に参加しました。最終報告会では、リーダーとして準備していることがあります。ドキドキしていますが、しっかり発表したいと思います。


 

☀️ チーム茅根電設工業

「常陸大宮市で電気工事業をやっていて農業もやっている自分が、地域活性の一助になるためには?」を前回から自分の中で考えていました。この問いを考えるのに必要なデータを菊池さんに出していただきました。なぜトマトが有利なのかもよくわかりました。最終報告会までの残りの1ヶ月間で自分の想いとデータに基づいた発表に仕上げます!AIアイドルのイラストは村上さんに仕上げてもらったものができてきました。都心部でどのように売れば良いかを考えて実践していきます!



 

🤝 チームシンカゼ

最終報告会に向けて、プレゼンは複数のパターンを考えていました。今回のメンターである高野さんに伝えて、フィードバックをもらいました。地域の企業の力になりたいと思って、この事業をやっています。どこから取り組むのか、どんな価値貢献をするのかについて、改めて明確にして最終報告会に臨みます。



 

🥛 チームCORIN

※チームメンバーのよっしーさんからの進捗発表でした!

試作のスコーンをみんなで美味しく食べました。また、最終報告会の発表の原稿の最終調整もしました。中間発表の時に、時間をオーバーしてしまいました。最終報告会では、反省を活かして時間内で発表をやり切ります!



 

🦠 チーム日本苔アート協会

前回の振り返りからスタートしました。目標・目的をしっかりと共有し、話し合いを進めました。会員制度のプランや、インストラクターの方法について話し合いました。最終報告会に向けて良いアイデア出しができたと思います。わかりにくいことも細かく話し合うことができました。最終報告会に向けて、プレゼンの資料を作成していきます!



 

📣 チーム今橋製作所

前回までは、具体的なアクションプランとして、経営者のやりたいことを任せて動ける若手リーダーの育成について話し合ってきました。今回は、最終報告会に向けて話をまとめることに重点を置いて話を進めました。また、今回は、2023年度の県北BCPアイデアソンの最終報告会で優秀賞を受賞された佐々木さんがチームに参加してくださいました。佐々木さんから経営者目線のアイデアをたくさんいただきました!最終報告会まで残り1ヶ月間。しっかりとまとめていきます!

また、最後にお知らせをさせてください!2024年度で20周年となるいばらきデザインセレクションで、今橋製作所のチタン製のぐい飲みが、製品・工芸部門でトップとなり、20周年特別賞を受賞しました!受賞作品のチタン製酒器『hikiZAN』は、笠間焼作家による陶器を原型とし、その風合いを純チタンで表現した酒器です。2024年12月中旬より大丸東京店から販売を開始し、すでに海外の方にご購入いただいています。下請けの会社が自社製品をつくることで波及効果があると実感しています。中小企業はコスト勝負ができません。しかし、付加価値で勝負をすることができます。今回の事例も皆さんに知っていただき、若手のリーダー育成につなげたいと考えています。



 

次回に向けて…最終報告会のプレゼンの順番をくじで決定!!

🥑 チームAMAZING JUICE
🦠 チーム日本苔アート協会
☀️ チーム茅根電設工業
💡 チーム東京発電
📣 チーム今橋製作所
🥛 チームCORIN
🥬 チーム愛テックファーム
⛰️ チームまちグループ要建設
🎨 チームアトリエトモドール
🤝 チームシンカゼ

 

いよいよ次回が最終報告会!

最終報告会は、1/18(土) 13:00から渋谷スクランブルスクエア44FNN Shibuya Crossroadsにて開催!プレゼンの様子は、オンラインでも配信いたします。
これからの県北をつくっていくリーダーたちのチャレンジの集大成を、一緒に見届けましょう!

🚩 茨城県北地域の新規事業に興味がある
🚩 茨城県北地域の企業とマッチングしたい
🚩 地方での新規事業開発のノウハウを知りたい
🚩 アイデアソンに参加している方が気になる
などなど、どなたでもご参加いただけます。

初参加の方も大歓迎です!みなさんのご参加を心よりお待ちしております🔥

2024年度の県北BCPアイデアソンの軌跡はこちらから!
昨年の県北BCPアイデアソン最終報告会の様子はこちらから!