県北BSS第6回「本質的なプレゼンテーション」|イベントレポート
10/27(金)に開催した県北Business Start School 第6回「本質的なプレゼンテーション」の様子を紹介します!
県北Business Start School(県北BSS)では、茨城県県北振興局主催のもと、県北地域で新たに起業する方を対象とした起業スクールを開校しています!合言葉は「Exploring KENPOKU!!」。本スクールでは、県北地域でのビジネスアイデア創出方法やキャッシュポイントの作り方、資金調達方法など全7回のカリキュラムをご用意しております。
第6回となる今回は「本質的なプレゼンテーション 」をテーマに、モテアマス三軒茶屋の高野一樹さんをお招きしました!デザイナーでもある高野さんのプレゼンは大変面白く、会場の全員がどんどん惹き込まれていきました。
まずはプレイヤーピッチ!
今回は、フジタコーヒーの藤田佳祐さんにお話しいただきました。
▶藤田 佳祐さん(フジタコーヒー)
知り合いが1人もいない東海村に移住し、10年以上続けていた趣味であるコーヒーでお店をオープンしたという藤田さん。誰かのため、を続けることで人が集まるようになり、開店1ヶ月で初年度の売上目標まで達成する大成功を収めています。
常に諦めず前向きに続けることで必ず目標は達成できるという力強い言葉をいただきました。
続いてはゲスト、高野一樹さんのトーク!
元々大手IT企業でデザイナーをされていた高野さん。プロダクトに囚われず、広告やデジタルサイネージなどの作品の設計・デザインをされてきました。起業されてからはデザイナーとしての仕事だけでなく、シェアハウスの運営やイベントの企画など幅広く手がけられています。
高野さんが考えるプレゼンテーションの価値とは「自分のアイデアをみんなのアイデアにする」こと。そのためには、長期的に多くの人の記憶に残るようなインパクトを残すことが必要だと仰っていました。まずご自身で作ったプレゼンを実際に発表していただいたのですが、どちらも正にインパクトの強い内容でした。
1つ目は、「インドからの刺客」と題して、自分のいる場所をインドにする、という事業計画のプレゼン。2つ目は、ご自身で立ち上げたコミュニティである「酢ダコ部」の部室を作るためのクラウドファンディングを行った際のプレゼンでした。
これらのプレゼンにおいて大事にされているのは、”人から面白いと思ってもらえるかどうか”だそうです。面白いプレゼンで面白い人が集まってくるからです。そのための技術として、バイブルからの引用、参加させる、記号化するという3つのポイントを挙げていました。
プレゼンでは元から人が知っているフォーマットを用いることで、相手に理解されやすくなるというのがポイント。さらに問いかけを入れるなど、観客が考えたりコミュニケーションを取るプロセスを入れることで、より真剣に耳を傾けるようになると言います。
本日のテーマは「本質的なプレゼンテーション」でしたが、プレゼンに本質はなく、あくまでパフォーマンスである、という言葉がとても印象的でした。
目から鱗の発表を受けて、参加者の好奇心が飛び交うQA / クロストークになりました!
【インドのプレゼンテーションが面白かったのですが、企業からの評判は良かったのでしょうか?】
高野さん:評判が良いかわわかりませんが、この人たちについていけば面白いことが起きそうだな、という雰囲気は作れました。なんとなく人が集まってくる、というのも大事なことなのではないかなと思います。
【どういった基準で仕事を受けていますか?】
高野さん:仕事を引き受ける基準という点では、誰かを喜ばせたい・助けたいと思うかどうかで判断しています。
【今回は資料にフォーカスしていましたが、話し方という面からは何かコツはあるのでしょうか?】
高野さん:話し方を追求していくと難しいので、ポイントを抑えたプレゼンでガイドすることで自然と話のリズムも作れるかと思います。ブレイクスルーを作るポイントとしては、お笑いと同じで次の予想を裏切ることです。一旦真っ直ぐに作って、どこか一段だけ外すのがコツです。
【真面目な場面でのプレゼンは型にはまりがちですが、高野さんならどのように作りますか。】
高野さん:僕ならまず、ベーシックを作ってから外し方を考えます。起承転結を入れ替えたり、小さい弱みを見せると印象に残るプレゼンになるのではないでしょうか。後は全員に嫌われないようにするよりも、自分のキャラクターを大事にしてプレゼンしていただけたらと思います。
\Exploring KENPOKU!!/
第7回は12/17(日)「最終プレゼンテーション」
全7回のカリキュラムを通して、受講生みんなで
県北地域でのビジネスシーズと自身のアセットを探求していきましょう!
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