県北BSS第3回「事業内容にあった資金調達方法」｜イベントレポート
7/7(金)に開催した県北Business Start School 第3回『事業内容にあった資金調達方法』の様子を紹介します！
県北Business Start School（県北BSS）では、茨城県県北振興局主催のもと、県北地域で新たに起業する方を対象とした起業スクールを開校しています！合言葉は「Exploring KENPOKU!!」。本スクールでは、県北地域でのビジネスアイデア創出方法やキャッシュポイントの作り方、資金調達方法など全7回のカリキュラムをご用意しております。
第3回となる今回は「事業内容にあった資金調達方法」をテーマに、NPO法人パブリックマインドの公山倫子さんをお招きしました！これから事業を立ち上げたり、大きくしたりしようとしているスクール受講生に向けて、資金調達方法それぞれの特徴や投資家の投資プロセスを説明いただきました。状況に合った資金調達方法の選択の重要性を学ぶ時間になりました！
まずは、プレイヤーピッチ！
今回は、日本政策金融公庫 日立支店の関口さんと森のドイツ菓子 Waldの神永さんにお話しいただきました。
▶ 関口 肇さん（日本政策金融公庫 日立支店 融資課長）
創業するお客様には、なるべく小さく始めた方がよいと話しています。そのあと少しずつ大きくしていきます。そんな中、神永さんは小さくスタートを切ることができました。
▶ 神永 綾子さん（森のドイツ菓子 Wald）
花園神社の参拝者、登山者、観光客にプラスアルファの喜びとして、おいしいお菓子を提供しようと開業しました。花園神社に来てくださった方に、バターケーキや焼き菓子をお土産に買ってもらえるようにしていきたいです！
公山さんから、どんな人がどのタイミングでどのように資金調達をするのがよいかについてお話しいただきました。
これから事業を立ち上げたり大きくしたりしようとしているスクール受講生に向けて、資金調達方法それぞれのメリットとデメリットを説明いただき、状況に合った資金調達方法選択の重要性をお話しいただきました。資金調達は大きく分けて4種類あり、①自社利益 ②助成金・補助 ③融資 ④出資、それぞれのリスクと特徴を理解することが大切とのこと。適切に資金調達するために、どのくらいのサイズの会社にしたいか、どのくらいの速さで成長したいかを参加者全員が考えるきっかけになりました。
さまざまな資金調達の特徴投資家の種類と役割と投資プロセス、日本の投資事情などの基本的な仕組みをわかりやすく説明いただきました。筋が良ければ投資してもらいやすい国が日本。法人の寄付や社会的な投資が増加している今、とるべき具体的なアクションを学ぶことができました。
資金調達についてもっと伺うQA / クロストークになりました！
これからの事業を見据えて受講生から公山さんへ資金調達について相談する声が多くあがり、わからないところや気になるところにも丁寧にお答えいただきました。
【社会的投資や寄付のお金の回り方を教えてください。】
公山さん：環境・社会・ガバナンスを考慮したESG投資は、環境や社会的な課題への取り組みを重視して投資先を選ぶことで、注目が高まっています。これは社会的なリターンを多く求めた上で、経済的リターンも求めます。一方で、寄付やベンチャー・フィランソロピーは、経済的なリターンを求めません。
【社会的リターンの基準はなんですか？】
公山さん：まだ決まっていないのが現状です。団体によって定義は変わります。アップサイクル事業なら、どのくらい環境に影響があったか、どのくらいアップサイクルをしたかが基準になります。今は、先行するESG投資をしている人のレポートからベストプラクティスを持ってきて試行錯誤していますが、まだ整備が求められています。一方で、経済的なリターンを求めない寄付やベンチャー・フィランソロピーも重要であり、バランスが必要だと考えています。
＼Exploring KENPOKU!!／
全7回のカリキュラムを通して、受講生みんなで
県北地域でのビジネスシーズと自身のアセットを探求していきましょう！
詳しくはこちらをチェック！！