【report】うしくグルメソン #1 開催レポート|グルメって何だ?牛久編
うしくグルメソン #1 開催レポート|グルメって何だ?牛久編
2025/8/17(日)、牛久市のひたち野リフレ会議室にて『うしくグルメソン #1|グルメって何だ?牛久編』を開催しました。
初回となる今回は、地域で新たな商品開発や事業に取り組む3組の「グルメソンリーダー」が登壇し、それぞれの現状や課題を共有。参加者とともにアイデアを出し合い、牛久の「おいしい未来」を考える時間となりました。
チーム伊勢屋(リーダー:岩崎和夫さん)
創業当初から家族経営を続けてきた老舗和菓子屋・伊勢屋。かつては「お盆や節句は伊勢屋で」と言われるほど地域に根づいた存在でしたが、近年は売上が減少傾向にあります。
現在はパティシエの力を借り、和菓子だけでなく洋菓子にも挑戦。地産地消やふるさと納税など、地域とつながる商品開発にも力を入れています。
アイデアソンでは「蒸したての温かい団子を提供する仕組み」や「筑波大学や高校生とのコラボレーション」など、新しい販売方法が議論されました。地域との協働を通じて、営業回復と新しい価値づくりへの展望が広がりました。
チーム松蔵屋 × UMA Lab.(リーダー:石田晃大さん)
創業146年を誇る松蔵屋は現在4代目。酒販の伝統を継ぎつつ、果実リキュールを手がけるUMA Lab.やブランディングを担うZA designと協力し、新しい挑戦を進めています。
テーマは「土から口まで」。原料から販売までを一貫してデザインし、地域の名産品、さらには未来を担う商品の開発を目指しています。
世界に二か所しかない特許製法を活かした唯一無二の酒づくりを強みに、アイデアソンでは「小瓶でのブレンド提案」「インスタ発信や現地イベント」「カッパやUFOをモチーフにしたブランド展開」など、国内外を見据えた幅広いアイデアが飛び交いました。
チーム Yobarekka Design Works(リーダー:若林和浩さん)
デザイン業務と観光を掛け合わせ、地域の魅力をPRしてきた若林さん。観光マイスターS級の資格を持ち、イベント企画や地域活性に取り組んできました。
今回のテーマは「パンケーキを地域資源と組み合わせ、新たな名物にしたい」。
アイデアソンを通じて「味だけで東京の有名店に勝負するのは難しい」という課題から、「食べる環境そのものをデザインする」という発想へ転換。
牛久沼のほとりで楽しむパンケーキや、琥珀糖でつくった“かっぱ”をトッピングした「かっぱの川流れパンケーキ」など、体験価値を高めるアイデアが生まれました。
会場の熱気とこれから
世代や職業を越えた多様なメンバーが混ざり合い、熱量あふれるアイデアソンに🤝
おやつやコーヒータイムをはさみながら楽しみました!
アイデアソン初年度・初回ならではの“ヤキモキ感”や“これから感”は多分にありましたが、それも含めて「ここからはじまるんだ」という熱を強く感じました。
前例がないからこその混沌。どう進めるか悩み、あぐねきながらも新しい価値が生まれていく――まさに、その瞬間が会場にありました。
今後のスケジュール
「うしくグルメソン」は全5回のプログラムとして実施します。今後の予定は以下のとおりです。
#2 9/21(日) 13:00〜16:00
テーマ「課題を見つける・価値を掘る」
現地アイデアソン@三日月橋生涯学習センター
#3 10/19(日) 13:00〜16:00
テーマ「つくるを描く・カタチにする」
現地アイデアソン@三日月橋生涯学習センター
#4 11/9(日) 13:00〜16:00
テーマ「試して味わう・磨いて届ける」
現地アイデアソン@ひたち野リフレ 会議室
#5 12/13(土) 13:00〜16:00
テーマ「おいしい未来ピッチ!」
家業イノベソン2025 DemoDayとの合同成果発表@渋谷 NN Shibuya Crossroads&オンライン
次回以降も、初めての参加大歓迎です!あなたの想いやアイデアが必要です!
▶ 詳細・申込ページはこちら:https://ushiku-gourmetthon-2.peatix.com/