【report】うしくグルメソン #2 開催レポート|課題を見つける・価値を掘る
うしくグルメソン #2 開催レポート|課題を見つける・価値を掘る

2025/9/21(日)、茨城県の牛久市・三日月橋生涯学習センターにて『うしくグルメソン #2|課題を見つける・価値を掘る』を開催しました。
“食”で“牛久の新しい価値”を生み出すべく、2回目(全5回)となる今回は、グルメソンリーダーと参加者がそれぞれチームとなり、自社の課題を見つめ直しながらを可能性を掘り起こす時間に。
かっぱ伝説のある牛久沼のほとりにある場所で、リーダーの想いや現状に耳を傾け、多様な参加者が自由な発想でアイデアを出し合いました。
まちを知ることからはじまる「牛久ツアー」
イベント前に、グルメソンリーダーのおひとりである若林和浩さん(Yobarekka Design Works)発案による「牛久まち歩きツアー」を実施。
自然から歴史、かっぱ伝説まで、牛久の文化や土地をめぐりながら、まちの物語を体感しました。
「牛久沼は“右手で言ったらココ”が便利なんです」と若林さん。

親指が稲荷川、人差し指が東矢田川、中指が西谷田川――という説明に、参加者から笑い声が上がりました。
他にも、「山﨑煙火製造所」が季節外れに花火を打ち上げている理由や、昔“浮かぶ田んぼ”と呼ばれた「浮田(うきだ)」の話など、地元ならではの小話が満載。最後は若林さんのご自宅の庭で、芝刈りロボットに歓声を上げるひと幕もありました。
ひとを通じてまちを知ることで、食を通じた牛久の魅力づくりのヒントが自然と浮かび上がる――そんな貴重な時間になりました。
チーム伊勢屋(リーダー:岩崎和夫さん)

創業百余年の老舗和菓子店・伊勢屋。
今回のテーマは「高齢者も家族と一緒に楽しめる和菓子」。
チームでは、地域の記憶に残る味を再構築するアイデアが次々と飛び出しました。
「和菓子=特別な日」から「日常で楽しめる和スイーツ」へ――老舗の信頼と新しい感性が交差し、未来に向けた一歩を踏み出しました。
チーム松蔵屋(リーダー:石田晃大さん)

「市民とともに生み出す“牛久発”のお酒」をテーマに掲げる松蔵屋。
“飲みやすいお酒”というキーワードから、梨「恵水」やブルーベリー、ヨーグルトなど、地元食材を活かした試作アイデアが次々と提案されました。
「お酒の苦手な人でも楽しめる」「季節ごとに味を変える」など、ニッチながらも魅力的な発想が集まり、地域の新しい特産品誕生への期待が高まります。
チーム Yobarekka Design Works(リーダー:若林和浩さん)

“もっちり×ふわふわ”の新感覚パンケーキを、牛久の名物に。
チームでは、「体験の余韻をデザインする」という視点から、食と観光をかけ合わせたアイデアが展開されました。
牛久川や河童の碑など、まちのスポットでパンケーキを味わうテイクアウトメニューや、トートバッグやサブレといったノベルティ案も登場。
「食べる時間」だけでなく、「食を通じてまちを感じる時間」をデザインする――そんな新しい視点が光りました。
会場の空気とこれから
和室に差し込む午後の日差しの中、グループごとに真剣な議論が続き、時折笑い声やうなずきが交わされる。

それぞれの課題をきっかけに、地域と人、食とアイデアが混ざり合う――そんな温かな空気が流れていました。

次回は「つくるを描く・カタチにする」!
次回『うしくグルメソン #3|つくるを描く・カタチにする』は、
10/19(日) 13:00〜16:00は同じく三日月橋生涯学習センターで開催します。
試作品を味わえるかも!?アイデアが形になる瞬間をお楽しみに。
▶お楽しみの 参加申込はこちら
https://ushiku-gourmetthon-3.peatix.com/
その後のスケジュールは
#4 11/9(日) 13:00〜16:00
テーマ「試して味わう・磨いて届ける」
現地アイデアソン@ひたち野リフレ 会議室
#5 12/13(土) 13:00〜16:00
テーマ「おいしい未来ピッチ!」
家業イノベソン2025 DemoDayとの合同成果発表@渋谷 NN Shibuya Crossroads&オンライン
となっています!
